プラスチックを禁止する必要はない。適切に使い始めればよい

The very properties that makes plastic so dangerous - its durability and long lifespan - also make it a great asset
The very properties that makes plastic so dangerous - its durability and long lifespan - also make it a great assetImage: REUTERS/Athit Perawongmetha
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人類とプラスチックの関係は、かなり二面性があります。

ペットボトルから航空機まで、現代生活のほぼあらゆる側面にプラスチックが存在します。プラスチックがなければ、私たちの暮らしは今とは違ったものになるでしょう。しかし、プラスチック廃棄物が甚大な被害をもたらすため、今では環境にとっての悪者と見なされています。街路や川、湖、浜辺、さらには最も深い海でも、プラスチックを目にします。30年後には海の中で、魚よりプラスチックのほうが多くなると科学者たちは推定しています。プラスチックが海にとどまると思うほど愚かであってはなりません。魚や海洋生物に食べられて大きな被害をもたらした後、プラスチックはそれらを食べた人の体内に入ります。

多くの環境活動家がプラスチックの禁止を求めています。しかし、プラスチックを危険にしている特性、つまり耐久性と長い寿命は、大きな資産にもなります。500年経っても消滅も分解もしない500年もの価値ある素材です。ほぼ無限に再利用できます。問題はプラスチックそのものではありません。無責任な使い方が問題なのです。

絶えずリサイクルできる素材は、環境と経済に大きく貢献します。人口が急速に増加し、私たちの暮らしに対する需要が指数関数的に高まるなかでは、なおさらです。解決策はプラスチックを禁止することではなく、責任を持って使用し、適切にリサイクルすることです。

しかし、プラスチックのリサイクルは複雑な問題です。プラスチックには非常に多くの種類があり、それぞれに異なるリサイクル工程が必要です。商業的に採算の取れる方法ではリサイクルできない種類もあります。こうした種類ごとに回収・分別する過程には、技術的な能力や廃棄に関する社会的な意識など、多くの課題があります。

「ごみを富に変える」ための青写真が、今こそ必要です。プラスチックのリサイクル工程を合理化し、商業化するための包括的な法制度と政策の枠組みを整備しなければなりません。責任ある使用とリサイクルに必要な社会的意識を高めることは、プラスチック業界の責任です。プラスチックには価値があると人々に示せれば、プラスチックごみはどこにも見当たらなくなるでしょう。

開催国として、2018年世界環境デーを迎えるインドは、使い捨てプラスチックをなくし、率先して模範を示すべきです。法律の厳格な執行が鍵となります。インド、中国、米国、EUを含む世界の主要国が政策としてこの禁止を導入すれば、世界の他の地域にも容易に広がるでしょう。

現在の私たちの環境負荷を考えれば、あらゆるものを再利用し、リサイクルすることが最も重要だと、人類は認識しなければなりません。今、私たちは環境への配慮を果たすべき義務として扱っています。それは義務ではありません。私たちの命がかかっているのです。私たちの体そのものが、この地球から生まれたものです。地球を守り育むことは、自分たちにとってより良い暮らしを築くことと何ら変わりません。私たちの暮らしは、あらゆるものと一体につながっています。健全な地球なくして、豊かな暮らしはあり得ません。

開発と経済についての私たちの考え方は、こうした現実から私たちを遠ざけてきました。人生や世界に対する空想的な考え方が、もはや通用しないと認識すべき時です。私たちはもっと成熟した行動を取らなければなりません。その成熟は、企業、産業界、政府から生まれなければなりません。

人生において、できないことをしなくても問題はありません。しかし、私たちにできることをしなければ、それは大惨事です。私たちの世代が大惨事にならないことを願っています。

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