2021年ニコン・スモール・ワールド顕微鏡写真コンテストの受賞者が発表された。
最優秀作品は、南部ライブオークの葉の構造を写したもので、数百枚の個別画像を重ね合わせて作られた。
このコンテストは、顕微鏡写真の芸術性を称えるとともに、接写画像を見ることで自然界に対する認識がどのように変わり得るかを示すものである。
顕微鏡写真コンテストの最新受賞作品では、自然に秘められた美しさが、そのごく小さな輝きのすべてとともに明らかにされている。
ジェイソン・カーク氏は、2021年ニコン・スモール・ワールド顕微鏡写真コンテストで1位に輝いた。受賞作は、一見ありふれた対象、すなわち南部ライブオークの葉の気孔を捉えた印象的な一枚である。
テキサス州出身の光学画像技術の専門家であるカーク氏は、顕微鏡と写真への情熱を生かし、特製の顕微鏡を用い、200枚の個別画像を重ね合わせることで、この受賞作を生み出した。
このコンテストは、顕微鏡で拡大された微細な画像を展示するものであり、最先端の写真および画像処理技術と撮影者の構想によって、奥行きと意味が与えられている。
カーク氏の受賞作は、このような芸術的な構図を捉えるために必要な技術的知識を示している。
「顕微鏡の対物レンズは小さく、焦点深度が非常に浅いのです」とカーク氏は語る。「顕微鏡の横に大きなライトを置いて、指向性のある照明にすることはできませんでした。頭ほどの大きさの光源でピンの頭を照らそうとするようなもので、ほぼ不可能です。」
植物が極端な気象を生き延びる仕組みを明らかにする
この画像は、植物の生命に不可欠な3つの重要な構造を示している。白く写っている毛状突起は、極端な気象、微生物、昆虫から植物を守る細い突起である。
紫色の気孔は、植物内のガスの流れを調節する小さな孔であり、シアン色に着色されているのは、葉全体に水を運ぶ維管束である。
世界経済フォーラムは自然に関して何に取り組んでいるのか。
自然と気候センターは、リーダーが気候、自然、経済開発の相互関係を理解するのを支援している。このセンターは、地球の限界の範囲内で、レジリエンス(回復力)と繁栄を支える道筋を探るためのプラットフォームを提供している。
このセンターは、部門や地域を越えた協力を可能にすることで、共有された理解を実践的な気候および自然のソリューションへと具体化する取り組みにおいて、パートナーを支援している。
47回目を迎えた今回のコンテストには、88の国と地域から2,000件近い応募があった。その中には、2位に入賞したエスメラルダ・パリック氏とホリー・ステフェン氏による神経ネットワークの写真も含まれている。
このコンテストの多くの写真は、多数の画像を重ね合わせ、特定の特徴を際立たせるために異なる色彩処理を施して制作されたものである。
トップ20に入ったその他の受賞作品は以下のとおりである。
顕微鏡で見ると、最も不快なものでさえ、思いがけず無害に見えたり、美しくさえ見えたりすることがある。例えば、イエバエの吻(ふん)の画像はそのような一例である。
一方で、恐ろしいほどの大きさに見えるものもあり、例えばマダニの頭部を写したこの写真がそうである。
色彩を用いて個々の特徴を際立たせることで、小さな生き物の、通常では目にすることのできない器官を見ることができる。
チョウの翅の脈と鱗粉を接写したこの画像は、夏の花々を表現した現代アートのようにも見える。
これらの画像は、花粉粒が付着した綿布の細部のように、最もありふれた日用品にも驚くべき美しさが潜んでいることを明らかにしている。
また、自然が生み出す最もはかない造形も永遠に捉えている。例えば、雪の結晶が持つロボットのような対称性などである。














