マーガリン、チョコレート、シャンプー、石鹸――これらは、パーム油を含んでいる私たちの日常的な製品のほんの一例である。

この問題は、生産が熱帯の生物多様性を脅かしており、その栽培のために広大な熱帯雨林が伐採されていると科学者が指摘するなど、ますます論争の的となっている。
過去20年間に、インドネシアとマレーシアの森林330万ヘクタール以上が破壊され、オランウータンの生息地のほぼ80%が損なわれた。その結果、オランウータンはWWFの「深刻な絶滅危惧」リストに掲載されており、残りは12万頭未満となっている。ゾウ、サイ、そしてトラも危険にさらされている。

現在、世界第2位のパーム油生産国であるマレーシアは、農園のさらなる拡大を認めない方針を表明している。しかし、それは本当に実現可能なのか。また、代替油脂はより良いものなのか。

パーム油の生産を削減することは、見た目ほど単純ではない可能性がある。生産の全面禁止や制限は環境や生物多様性の保全に資する一方で、それを栽培する地域住民にとっての社会的・経済的な恩恵が見過ごされることが多い。
パーム油の生産を支持する人々は、他の作物と比べた土地利用の効率の高さが、パーム油が爆発的に普及した理由の一つだと主張している。研究によれば、植物油への需要は今後も増加を続けるとされ、アブラヤシは油の生産において、菜種やダイズなどの他の作物と比べて6倍から10倍の効率を持つとされる。

環境保護活動家でさえ、代替油脂もまた同様に破壊的である可能性があるため、パーム油の不買運動から得られるものはほとんどないと述べている。
「企業が代替油脂に切り替えた場合、はるかに多くの土地が犠牲になるだろう」と、スマトラ・オランウータン協会はその公式サイトで述べている。「私たちが行うべきことは、[パーム油が]可能な限り最も環境への被害が少ない方法で栽培されることを確実にすることである。アブラヤシは、生物多様性に富んだ森林を犠牲にして栽培される必要はない。」

この評価を裏付けるのは統計データである。
アブラヤシの開発による森林破壊は、世界全体の森林破壊の0.5%未満にとどまるが、熱帯地域の一部では、その割合が最大50%に達することもある。IUCN パーム油タスクフォースによれば、マレーシアにおいては、1972年から2015年までの森林破壊の47%がアブラヤシの拡大によるものであった。
マレーシアが作物の制限と持続可能性の確保に注力していることは正しい方向への一歩であるが、政府主導の政策がどこまで効果的であるかに疑問を呈する声もある。例えば、2011年に実施されたインドネシアの森林伐採モラトリアム(一時禁止措置)は、原生林の保護と森林破壊の削減を目的としていた。しかし、ある研究では、それが何ら好ましい効果をもたらさなかったと結論づけられている。
「持続可能」という表示でさえ議論の余地がある。IUCN パーム油タスクフォースによれば、インドネシアとマレーシアにおける認証制度の有効性は評価されておらず、データを入手することも困難である。2017年時点で、インドネシアのアブラヤシ農園のうち認証を取得していたのはわずか12%であった。

マレーシアの第一次産業大臣であるテレサ・コクは、既存のすべてのパーム油取引業者が100%のマレーシア持続可能パーム油認証を取得できることを望んでいると述べた。同時に、現時点で登録されているのはわずか20%に過ぎず、生産者への教育が鍵を握るかもしれないとして、これが「困難を伴うだろう」ことも認めている。
「私たちは迅速に動くつもりだ」とコクは述べた。「私たちは、農園主に対して、一級品あるいは五つ星の基準のパーム油を生産することの重要性を説明したい」。





