2020年に新種503種を確認、絶滅危惧のサルも

Museum employees pose for media next to a piece called 'Dracorex Hogwartsia', part of the 'Fantastic Beasts: The Wonder of Nature' exhibition opening soon at the Natural History Museum in London, Britain, December 8, 2020. Picture taken December 8, 2020. REUTERS/Henry Nicholls - RC2CJK9XP502
The team at London's National History Museum have continued identifying new species during the pandemic.Image: REUTERS/Henry Nicholls
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  • ロンドンの自然史博物館は2020年に503種の新種を確認した。

  • 新型コロナウイルス感染症によるロックダウンで博物館は一般公開を休止したが、科学者や研究者は種の研究を続けることができた。

  • 確認された種の中には、ミャンマーの死火山ポッパ山で見つかったポッパ・ラングールもいた。

  • 専門家は、あらゆる生命のうち、何らかの形で確認され記載されているのはわずか20%にすぎないと推定している。

肺のないミミズトカゲ、鎧のような殻を持つウミウシ、そして深刻な絶滅危惧種のサルは、ロンドンの自然史博物館の科学者が今年確認した503種の新種の一部だ。

「今年も年末の新種集計によって、これまで記載されていなかった生命体や鉱物の驚くべき多様性が明らかになりました」と、同博物館の科学部門エグゼクティブディレクター、ティム・リトルウッド博士は自然史博物館に語った。「博物館の標本コレクションは、新種を見つけるための資料であると同時に、標本や種が新しいものかどうかを見分けるための参照資料でもあります。」

新型コロナウイルスのパンデミックにより、博物館は年間の一時期、一般公開を休止した。それでも科学者、研究者、学芸員、協力者たちは、種の形態や構造を研究し続け、得られた知見を科学界の他の人々と共有したと、自然史博物館の生命科学部門責任者ケン・ノリスはCNNに語った。

「新しい標本が、これまでに見つかったほかのものと比べて、新種と見なすのに十分な違いがあるかどうかを問うのです」と彼は述べた。「つまり、それを初めて記載するということです。」

世界中で生物多様性が急速に失われるなか、新種の特定には時間的な制約があると、リトルウッドは自然史博物館の記事で指摘した。

「生物多様性の総量を人工物の総量が上回る年に、失われつつあるものを記録する競争をしているように感じます」と彼は語った。

国連の報告書にまとめられた調査結果によると、1900年以降、陸上の生息地における在来種の個体数は少なくとも20%減少した。両生類の40%超、造礁サンゴのほぼ33%、そして海洋動物全体の3分の1超が絶滅の危機にさらされている。

「新たに発見された503種は、私たちが好奇心旺盛で、計り知れない力を持つ唯一の種であり、多くのほかの種の運命をその手に握っていることを思い起こさせます」とリトルウッドは付け加えた。

確認された数百種の中には、ミャンマーの死火山ポッパ山で見つかった、ポッパ・ラングールと呼ばれるサルもいた。自然史博物館によると、このサルの皮膚と頭骨は100年以上前に採集された。

科学者たちはポッパ・ラングールの皮膚や骨の色を分析し、近縁種と比較するため遺伝子も調べた。

「サルは哺乳類の中でも特に象徴的なグループの一つで、これらの標本は100年以上にわたってコレクションに収蔵されてきました」と、新種の特定に携わった同博物館の哺乳類担当上級学芸員、ロベルト・ポルテラ・ミゲスは自然史博物館に語った。「しかし、以前はこの研究を行うための道具も専門知識もありませんでした。」

ポッパ・ラングールは深刻な絶滅危惧種と考えられており、野生では200~260頭しか残っていないと、ガーディアン紙は伝えている。ミャンマーの急速な開発が進むなか、森林生息地の減少と狩猟の増加が、このサルを脅かしている。

ミゲスは、この種に名前を付けることがその保全に役立つと考えている。「この種にふさわしい学術的な位置づけと知名度を与えることで、この地域と、わずかに残るほかの個体群を守る取り組みがさらに強化されることを願っています」と、彼は自然史博物館に語った。

「両生類や爬虫類の新種をさらに発見するには、良い年でした」とガーディアン紙は報じ、科学者がボルネオ島のカンムリトカゲ、2種の新種のカエル、9種の新種のヘビを特定したと伝えた。

「現時点では、大まかな推測として、生命の20%ほどが何らかの形で記載されていると考えています」とノリスはCNNに語り、新年には数百種の新種を特定できると見込んでいる。

「自然界の多様性について、私たちの理解はごくわずかです。それでも、食料や水、気候変動への強靱性、そして私たちが呼吸する空気を得るために、自然界の仕組みや相互のつながり、複雑さに依存しています」とリトルウッドは自然史博物館に語った。「新種や未記載種を明らかにすることは、自然界への畏敬の念を保つだけでなく、私たちが何を失うおそれがあるのかをさらに明らかにし、発見される前に失われるかもしれない多様性を推定する助けにもなります。」

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