カリフォルニア科学アカデミーの科学者たちは昨年、新たな動植物70種を発見しました。
その中には、ブルースポット・ギターフィッシュも含まれます。この種の特定は、マダガスカルでサメやエイを保護する計画の策定につながりました。
ほかに確認された新種には、色鮮やかなイースターエッグゾウムシや、カモフラージュの達人であるピグミー・パイプホースがいます。
地球の表面積は5億1,000万平方キロメートルを超え、まだ発見すべきものが多く残されているのも不思議ではありません。カリフォルニア科学アカデミーの研究者たちは昨年、新たな動植物70種を記録しました。
マダガスカルの低地林からイースター島沖のサンゴ礁まで、科学者たちによる新発見は、生物多様性と保全の重要性への理解を深めてきました。発見されたのは、甲虫14種、ウミウシ12種、アリ9種、魚類7種、サソリ6種、ヒトデ5種、被子植物5種、サメ4種、クモ3種、ウミエラ2種、コケ1種、ピグミー・パイプホース1種、アシナシイモリ1種です。
「新種が見つかるたびに、自然との関係が深まり、地球がどのように機能し、不確かな未来にどう対処するのが最善かについての理解が深まります」と、アカデミーのウイルス学者で科学部門責任者のシャノン・ベネット氏は述べています。
「気候変動や世界的なパンデミックとの闘いが続く今、地球上の生命の多様性を守ることが、これほど重要な時はありません。」
ここでは、新たに発見された種を7つ紹介します。
ブルースポット・ギターフィッシュ
体の形がギターに似ていることからその名が付いたギターフィッシュは、沿岸域に生息するエイです。人間の近くに暮らし、捕獲されやすいため、軟骨魚類の中でも特に絶滅の危機に瀕しています。このブルースポット・ギターフィッシュは、科学者デビッド・エバート氏がマダガスカルで新たに確認した2種のうちの1種です。
マダガスカルのギターフィッシュは、規制のないまま乱獲されています。しかし、エバート氏が異なる2種の存在を発見したことで、保全の重要性に注目が集まり、同国初となるサメとエイを保護する国家行動計画の策定につながりました。
イースターエッグゾウムシ
この色鮮やかなゾウムシは、フィリピンの雲霧林にある、密生した湿潤な樹冠で見つかりました。通常、ゾウムシは単色であることが多いのに対し、イースターエッグゾウムシは、光沢を帯びた黄色と緑色が複雑に入り交じる模様をしています。先住民族オブ・マヌブ族の伝統衣装に似た色彩を持つことから、学名はPachyrhynchus obumanuvuと名付けられました。
ピグミー・パイプホース
このピグミー・パイプホースは、ニュージーランド北部沿岸の海底崖で、赤いサンゴモに覆われた岩肌に見事に擬態しているところを発見されました。タツノオトシゴに近縁で、ニュージーランドで報告されたパイプホースの新属としては、100年ぶりの発見となりました。
サソリモドキ
このグアテマラ産のサソリモドキは、グアテマラとメキシコから新たに命名された6種のうちの1種です。サソリは通常、乾燥した砂漠環境と結び付けられますが、サソリモドキは原生林の高い樹冠をすみかとしています。最近発見された種の一つは、捕食者から逃れるための巧みな方法を持っています。地面に落ち、落ち葉に紛れるのです。研究チームはこの習性を利用し、パイプで枝をたたいてサソリを追い立て、木の上の居場所から逃げようとする個体を待ち受ける網で捕らえました。
ウミウシ
この極彩色のウミウシは、科学者たちが昨年発見した数種のうちの一つです。動きの遅い海の生き物であるウミウシは、地球上でも特に色彩豊かな種の一つです。この分野の専門家の一人に、アカデミーのテリー・ゴスライナー博士がいます。博士は無脊椎動物学・地質学部門の上級学芸員です。博士は、これまでに発見されたウミウシの種の3分の1以上を発見したと考えられています。
ヒトデ
鮮やかなオレンジ色が目を引くこのヒトデは、科学者クリストファー・マー氏が2021年に記載した、ラパ・ヌイ(イースター島)とニューカレドニア産の新種の棘皮動物5種の一つです。棘皮動物は、ヒトデ、ウニ、ナマコなどを含む海洋動物の一群です。
その色にちなみ、ラパ・ヌイ語で「火」を意味するahiを含むUokeaster ahiという学名が付けられました。
サントメ島のアシナシイモリ
生物学者たちは長年、サントメ島のアシナシイモリが1種なのか、異なる2種なのかを議論してきました。四肢のない穴掘り性の両生類の遺伝マーカーを調べた結果、実際には別個の2種であると結論づけられました。ただし、何千年にもわたる交雑によって、両者の遺伝的な境界は曖昧になっています。










