国連事務総長によると、これらの企業の広告を禁止すべき。今週読むべき自然と気候に関するその他のニュース

United Nations Secretary-General Antonio Guterres.
In a speech in New York on 5 June, UN Secretary-General António Guterres called coal, oil and gas corporations the “godfathers of climate chaos”.Image: REUTERS/Amr Abdallah Dalsh
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  • この週間まとめでは、過去1週間の自然と気候に関する主なニュースをお届けします。

  • 自然と気候に関する主なニュース:国連事務総長、化石燃料企業の広告を禁止すべきと主張。熱帯低気圧の増加により海鳥の種が絶滅する可能性。今年のクリーンエネルギーへの世界投資額は、化石燃料への投資額のほぼ2倍に。

1. 国連事務総長、化石燃料企業の広告を禁止すべきと主張

化石燃料企業は、気候危機への対策を支援するため、広告を禁止されるべきであると国連のトップは述べている。

6月5日にニューヨークで行った演説で、国連のアントニオ・グテーレス事務総長は、石炭、石油、ガスの企業を「気候混乱の名付け親」と呼び、化石燃料の広告収入を受け取ることで「地球破壊」を助長するのをやめるよう、メディアに求めた。グテーレス氏は、危機を止めようとする取り組みが停滞する中、世界は「気候の正念場」に直面していると警告した。

「たばこのように人の健康に害を与える製品の広告は、多くの政府が規制または禁止している」と同氏は述べた。「すべての国に化石燃料企業の広告を禁止するよう強く求める。また、ニュースメディアとテクノロジー企業には、化石燃料の広告を受けるのをやめるよう強く求める。」

アメリカ自然史博物館からの気候変動対策に関する特別講演で、グテーレス氏はまた、世界気象機関(WMO)による新たなデータを発表した。それによると、今後5年のうち少なくとも1年において、世界の平均気温が産業革命前の水準を1.5℃以上上回る確率は80%であるという。

今後5年のうち少なくとも1年において、世界の平均気温が産業革命前の水準を1.5℃以上上回る確率は80%である。Image: 世界気象機関「Global Annual to Decadal Climate Update」

WMOの報告書「Global Annual to Decadal Climate Update」によると、「今後5年のうち少なくとも1年が観測史上最も暖かった年である2023年を上回る確率は86%」でもある。

2. 熱帯低気圧の増加により海鳥の種が絶滅する恐れ、科学者が指摘

地球温暖化によって引き起こされる熱帯低気圧の増加により、3種の海鳥が絶滅する可能性がある、と新たな研究が示している。

2023年4月、カテゴリー5の熱帯低気圧「サイクロン・イルサ」が西オーストラリア州のベドゥート島を襲った際、マスクドブービー、ブラウンブービー、コシジロアジサシという3種の海鳥の個体群のうち最大90%が死滅した。

「Communications Earth & Environment」誌に掲載された本研究では、この規模の個体数の減少は、当該種の絶滅につながる可能性があると指摘されている。サイクロンは個体群の大部分を死滅させるだけでなく、繁殖周期も乱すためである。

「このような嵐の頻度と強度は、ベドゥートの海鳥が容易に回復できない限界点に近づいている可能性が高い。近年、同島ではサイクロンが平均7年ごとに襲来している」と研究は述べている。

報告書の筆頭著者であるジェニファー・ラバーズ博士(自然史博物館研究員)は、英紙ガーディアンの取材に対し、次のように語った。「ベドゥートはオーストラリアの辺境にある小さな島に過ぎないが、ここで起きたことから私たちが学べることは非常に多い。

「瞬く間に2万匹以上の動物が失われた」と同氏は述べた。「3か月にわたる島の調査から、回復には時間がかかり、別のサイクロンによって中断される可能性が高いことは明らかだ」

3. ニュース速報:今週のその他の主な自然と気候に関するニュース

今年のクリーンエネルギーへの世界投資額は、化石燃料へ注がれる金額のほぼ2倍になる見込みと、国際エネルギー機関(IEA)の新たな報告書が示している。「World Energy Investment 2024」によると、2024年の総投資額は初めて3兆ドルを超え、そのうち2兆ドルは電気自動車、低排出燃料、ヒートポンプなどのグリーン技術に充てられるという。

気候目標を達成するためには、世界から排出される二酸化炭素の4倍を除去する必要がある、と新たな研究が示している。「The State of Carbon Dioxide Removal」報告書は、オックスフォード大学の研究者が共同主導したもので、パリ協定の目標である地球温暖化を1.5℃に抑えるためには、2050年までに毎年7〜9ギガトンの炭素を大気中から除去する必要があるとしている。現在の炭素除去量は年間2GTである。

メキシコ全土を襲う深刻な干ばつが、北部チワワ州のラグーンで数千匹の魚が死んだ原因とされている。ロイター通信によると、気温は40℃を超え、同国のほぼ90%が干ばつに見舞われており、これは2011年以降で最も高い割合である。クアウテモク市の生態局長であるイルマ・デ・ラ・ペーニャ氏は、魚が生息できる水がラグーンでは大幅に減少し、残った水も質が悪いと述べた。

紅海でウニの個体群を壊滅させた伝染病が広がっており、世界的に拡大する可能性があると科学者が警告している。この海洋伝染病は、サンゴ礁を守る特定種のウニを死滅させたもので、1年前にアカバ湾で初めて確認された。現在はインド洋の一部地域で猛威を振るっており、オーストラリアのグレート・バリア・リーフを含むコーラル・トライアングルに向かっているという。ロイター通信が報じた。

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