大英博物館の装飾卵の起源が科学者によって明らかになりました。
新しい酵素は、PET廃棄物の90%を10時間で分解できます。
最近のスーパームーンは「ピンクムーン」と呼ばれ、スーパームーンの中でも特にドラマチックなものでした。
世界が新型コロナウイルス感染症のパンデミックに引き続き注目するなか、先週見逃したかもしれない興味深いニュースをいくつか紹介します。
1. ダチョウの卵が古代の交易の謎を解き明かす
今日知られているイースターエッグが登場したのは、ビクトリア朝時代からです。当時、菓子職人がチョコレート製のものを作り始めました。しかし、装飾卵は何世紀にもわたって春の贈り物として贈られてきました。また、卵は長い間、キリスト教の祝祭の一部となっています。
現在、ブリストル大学の研究者たちは、新たな情報を発見しました。大英博物館の所蔵品である装飾されたダチョウの卵の起源やサプライチェーンに関する情報です。最先端の走査型電子顕微鏡を使い、卵の化学組成を調べ、どこから調達されたのか、ダチョウが飼育されていたのか野生だったのか、どのような製造方法が使われたのかを解明しました。
「装飾されたダチョウの卵の生産システム全体は、私たちが想像していたよりもはるかに複雑でした。また、古代世界は従来考えられていたよりもずっと相互につながっていたことを示す証拠も見つかりました」と、プロジェクトを率いたブリストル大学地中海考古学講座のタマール・ホドス博士は述べています。
研究チームは、卵が異なる温帯地域から来たことを突き止めました。これは、東地中海と北アフリカの間に広範な交易路があったことを示唆しています。また、卵は野生の鳥の巣から採取されたと考えています。ダチョウは人を蹴り殺すことができるため、危険な作業でした。体重は最大350ポンドにもなります。
その危険に加え、卵を乾燥させて装飾するのに時間がかかったことから、卵は裕福な人々に非常に珍重されていました。
おそらく、皆さんが手に入れたイースターエッグは、ずっと簡単に調達できたことでしょう。
2. 何度でも再利用できる再生プラスチック
フランスの研究者たちは、リサイクルされたポリエチレンテレフタレート(PET)廃棄物の90%を、未使用のプラスチックと同等の強度を持つ新しいボトルに変換できる、新たな酵素を開発しました。
PETはポリエステル系プラスチックの中で最も一般的なもので、世界で毎年約7,000万トンが製造されています。PETボトルは広くリサイクルされていますが、リサイクル工程で元の性質が損なわれるため、通常、元のプラスチックのわずか30%しか包装材として再利用できません。
持続可能なプラスチックを手がける企業Carbiosとトゥールーズ・バイオテクノロジー研究所の科学者たちは、変異酵素を作り出しました。この酵素は、PET廃棄物の90%をわずか10時間で分解できます。これに対し、従来の分解率は数週間かけてもわずか1%でした。
学術誌Natureに掲載された研究では、この方法でPET廃棄物を解重合し、異なる色のボトルからでもPETの「構成要素」を作り出すことで、サーキュラーエコノミーに貢献できることを示しました。
Carbiosはリヨンに実証プラントを建設中で、そこで年間数百トンのPETをリサイクルする見込みです。同社によると、この技術はPET繊維のリサイクルへの道も開きます。
3. 地球の上空に浮かぶスーパームーン
モスクワからマドリード、カラカスからキャンベラまで、2020年で最も大きな月が4月7日、世界中の人々の注目を集めました。
スーパームーンとは、満月が地球に最も近づく距離の10%以内にある状態を指します。月が地球から最も遠いときに比べ、最大で14%大きく、30%明るく見えます。
今週のいわゆる「ピンクムーン」は、北米の春の野草にちなんで名付けられたもので、今年3回目のスーパームーンであり、最もドラマチックなものです。
グリニッジ王立天文台によると、この状態の月の見え方は目の錯覚です。月が昇るとき、満月は実際より大きく見えます。「脳は空がドーム状だと理解していないため、地平線に近いものを実際より大きく見えるよう、誤って投影してしまう」のです。
