サルデーニャ島のラ・ペローザ・ビーチでは、観光客から砂丘や植生を守るため、入場料を徴収している。
イタリアのほかの観光地でも、観光客の数を抑え、歴史的建造物の保存費用を賄うため、入場料を徴収している。
ベネチアではまもなく、ビーチを1日利用するための入場料が課される。
地元の観光案内所によれば、ここはサルデーニャ島で最高のビーチだという。真っ白な砂浜と透き通った水をたたえるラ・ペローザは、カリブ海にも劣らぬ美しさと評されてきた。しかし、その美しさが災いし、観光客がわずかな場所を奪い合うようになっている。
ラ・ペローザに近い町、スティンティーノの市長は、ビーチを訪れる人から料金を徴収するという解決策を考案した。以前からの物売り禁止とあわせ、入場者数を1日最大1,500人に抑える計画だ。
島の北西端にあるビーチ背後の砂丘では、絶好の日光浴スポットを求める海水浴客に植生が踏み荒らされ、被害が出ている。植生の被覆が減ったことで、砂丘の一部が風で吹き飛ばされるようになった。

ローマの中央海洋研究所の調査によると、訪問者がもたらした損傷でラ・ペローザの自然の防御機能が弱まり、冬の嵐によって広範囲の砂が流出していた。
観光名所を守る
その結果、このビーチは、地域に大規模な観光が訪れ始めた1970年代よりも小さくなっている。調査は、砂の侵食を防ぐために自然の防風林をつくり、訪問者数を制限するよう提言している。
アントニオ・ディアーナ市長によると、集めた資金はビーチの修復に使われる。禁煙措置も導入され、観光客が気づかないうちに砂を持ち去ることのないよう、ビーチバッグの持ち込みも禁止される。
環境に敏感な観光地を守るために料金を課すのは、珍しいことではない。過去最悪の冬季洪水に見舞われているベネチアでは、来年から日帰り旅行者に5.50ドルの「入域料」を課す計画だ。宿泊する観光客はすでに観光税を支払っており、その額はホテルの星の数によって異なる。

イタリアのラツィオ州にある小さな丘上の町、チヴィタ・ディ・バーニョレージョでは、訪問者に1日5.50ドルを課している。峡谷に囲まれ、地震の被害を受けやすいこの町は、入場料で得た資金を歴史的建造物の保存に充てている。
ビーチ用品を販売するWe Are Promotionalの調査によると、入場料やビーチでのアクティビティの費用を含めると、アルバ島のルネッサンス島は世界で最も高額なビーチだという。中国の海泉湾海水浴場は、世界で最も安価なビーチだ。





