インドのケララ州では現在、気温の高騰への対策と労働条件の改善を目的とした一連の福利厚生策の一環として、労働者に午後3時間の昼休みが与えられている。政府当局者が水曜日に明らかにした。
ケララ州は昨年、100年ぶりの最悪の洪水に見舞われた。同州は2019年にさらに極端な気象条件に直面する見通しであり、同州の災害管理当局は先週、今後3カ月間の日射病への警戒を発表した。
「ケララ州では極端な暑さが続いている。そのため労働者のために対策を講じており、正午から午後3時までの3時間の休憩を発表した」と、ケララ州政府の労働局長であるスリーダラン・トゥラシダラン氏は述べた。
労働者の権利擁護団体によると、ケララ州には約300万人の出稼ぎ労働者がおり、同州は他のインド州と比べて最大3倍の日当を支払っているという。
その多くは建設、農業、鉱業、漁業の各産業で働いている。
「私たちは彼らを客人と呼んでいる。出稼ぎ労働者の生産量は非常に高い。彼らの生産性は当州のGDPに貢献している。私たちは彼らを大切に育て、手厚く処遇している」と、トゥラシダラン氏は電話でトムソン・ロイター財団に語った。
気候変動の影響が本格化するにつれ、最も貧しい地域社会が最も大きな被害を受ける可能性が高く、世界はより高い気温とより頻繁な熱波に見舞われると、気候専門家は警告している。
世界保健機関(WHO)は、気候変動に関連する熱ストレスにより、2030年から2050年の間に世界で年間3万8,000人の超過死亡が生じる可能性が高いと述べている。
アジア太平洋地域は世界人口の60%を占め、『Asia-Pacific Disaster Report 2017(アジア太平洋災害報告書2017)』によると、地球上で最も災害の発生しやすい地域である。
インドは人口約13億人で世界第2位の人口大国であり、また最も災害が発生しやすい国の一つでもある。政府のデータによると、インドでは2015年の熱波により2,400人以上が死亡した。
ケララ州の災害管理当局者は、熱中症や日焼けの事例がすでに報告されており、各政府部局に予防措置を講じるよう要請したと述べた。
「ケララ州の夏が厳しかったことは一度もない」と、先週日射病の警戒を発表したケララ州災害管理局の上級職員、セカール・L・クリアコース氏は述べた。
「今年は2月の14日間で気温が3度上昇するのを目の当たりにした。これは正常ではない」と、クリアコース氏は述べた。
ケララ州は11月に、出稼ぎ労働者向けの医療および年金給付を発表した。
先週、同州はパラカッド町に出稼ぎ労働者向けの宿舎を開所し、現在この制度の拡大を計画している。
識字率が高く人口が高齢化しているため、ケララ州は出稼ぎ労働者に大きく依存している、と非営利団体であるケララ州移住・包摂的開発センターのベノイ・ピーター事務局長は述べた。





