月に一度、モハメド・エシンボ・マトングはコンゴ西部の都市ムバンダカにある自宅を出て、野生動物を狩る。
政府機関に勤めているものの、家族を養うには、獲物の大半を売って得る収入が必要だという。しかし研究者によると、彼のような野生動物の肉を求める狩猟者が、中央アフリカの森林を急速に空にしている。
「10代のころは、動物を見つけるのに川を上流へ10キロ(6マイル)以上進む必要はありませんでした。でも今は、まともな狩場を見つけるまで40キロも進まなければなりません」と、61歳のマトングは語った。
狩りに出るときは、丸木舟とパドルを2本借り、自作のライフル、弾薬12発、そして数日分のキャッサバ粉で作る伝統的なパン、クワンガを積み込む。
コンゴ川の支流沿いの小屋に滞在し、サル、森林性のレイヨウ、ワニ、ニシキヘビ、カワイノシシなど、見つかる獲物を求めて昼夜を問わず森を歩き回る。
1990年代までは、マトングのような狩猟者は自家消費のために狩っていたが、都市部で野生動物の肉を求める人が増え、狩猟の規模が拡大した。
地元住民や研究者によると、野生動物の個体数への影響は明らかだ。
研究によると、コンゴ盆地では年間約600万トンの野生動物の肉が調達されている。森林は6カ国にまたがり、面積はアマゾンに次いで世界第2位だ。
「調査から、多くの種の動物が村の周辺から姿を消しつつあることが分かっています」と、ムバンダカで世界自然保護基金(WWF)の地域住民管理林事業に携わるミシェル・バカンザは語った。
生計を立てる
ボノボやセンザンコウなど、多くの動物は国際法で保護されている。しかし、政府による監督が行き届いていないため、こうした絶滅危惧種が日常的に殺されている。
マトングによると、月給は約75ドルで、同居する妻、4人の娘、2人の兄弟、甥を養うには足りない。
「こんなに大勢をどうやって養えばいいのでしょう。月末になっても給料が支払われないことさえあります」と彼は語った。「ここはコンゴです。生活していくために、できることは何でもしようとします」
ムバンダカで自然保護を学ぶ学生で、フルネームを明かさないよう求めたセレスティンのような他の狩猟者にとっても、世界で最も貧しい国の一つで生計を立てる必要が、動物への懸念に勝ることがある。
「一部の種の狩猟が禁止されていることは知っています。それでも、大学の学費を払い、家族を養う助けになります」と彼は語った。
森で数日狩りをした後、マトングは獲物の大半を売る。売値は5,000~100,000コンゴ・フラン(約7~60ドル)で、家族が数日食べられる分だけ肉を残す。
獲物はムバンダカの市場に運ばれる。毎週金曜日には何千人もの人々が集まり、到着したはしけから降ろされる野生動物の肉を買う。
露店には縛られたワニやオオトカゲのほか、殺されたばかりのサル、レイヨウなど、さまざまな動物が並ぶ。





