「House on Fire」第5回では、船がクジラと衝突するのをどうすれば防げるのかを考えます。
コンテナ船との衝突により、何千頭ものクジラが命を落としています。
このシリーズの他のエピソードでは、ブルーファイナンス、ダイレクト・エア・キャプチャー、代替肉、海運の脱炭素化などを取り上げます。
世界経済フォーラムのポッドキャストはこちらでご覧いただけます。
「House on Fire」第5回では、船によるクジラの衝突事故をどう防ぐかを考えます。
「House on Fire」第5回では、海洋で起きている轢死の問題を取り上げます。コンテナ船との衝突で何千頭ものクジラが命を落とすなか、カリフォルニアでハイテク技術による解決策を開発する科学者たちに話を聞きます。
クジラは、雄大な海洋生物であり、海の見ものというだけではありません。国際通貨基金(IMF)によると、シロナガスクジラ1頭の「価値」は200万ドルで、現在生息する大型クジラ全体では1兆ドルを超えます。その価値は、ホエールウォッチング経済に関係するだけでなく、海洋の栄養循環における要となる役割や、炭素を隔離する能力にも由来します。クジラは生涯に約30トンの炭素を取り込み、死ぬとそれを海底へ運びます。
世界の海運は21世紀を通じて拡大し続ける見通しであり、クジラの安全を脅かすリスクは高まっています。ベニオフ海洋イニシアチブのディレクター、ダグラス・マコーリーに話を聞きます。かけがえのない海洋生態系を損なわずに、海への拡大し続ける人間の影響を管理する方法を学ぶことが、現代における海洋科学の大きな課題だといいます。
クジラの鳴き声を専門とする海洋学者で生物音響学者のアナ・シロビッチ(テキサスA&M大学ガルベストン校)と、種の分布モデリングを専門とするブリアナ・エイブラムス(ワシントン大学生物学部)に話を聞きます。2人は、サンタバーバラ海峡で最近導入された「Whale Safe」システムの設計に協力しました。
Whale Safeは、3つの技術で構成されています。まず、AIを活用した水中音録音システムがクジラの鳴き声を検知します。次に、市民科学者がクジラの目撃情報を記録するモバイルアプリ、そしてビッグデータモデルを用いて、海水温や海流などのデータに基づき、クジラの餌場をほぼリアルタイムで予測します。この新技術が提供するデータにより、船は近くにクジラがいることを把握できるため、速度を落としてクジラを守りながら、世界中へ安全に貨物を輸送できます。
最後に、チャンネル諸島国立海洋保護区(カリフォルニア州)のショーン・ヘイスティングスに、クジラの餌場となるカリフォルニアの航路で推進してきた自主的な速度制限プログラムについて話を聞きます。また、同プログラムの主要参加企業の一つであるコスコ・シッピングの運航・労務担当ゼネラルマネージャー、ケイリー・アサンシオンにも、海運会社が船舶の速度を落とすために取っている措置について聞きます。
「House on Fire」は、Apple、Spotify、Acastなどで購読できます。
姉妹ポッドキャストもお聴きください。世界的なパンデミックを扱うWorld Vs Virusと、「より良い復興」に向けた取り組みを取り上げるThe Great Resetはこちらからお聴きいただけます。
Facebookの世界経済フォーラム・ポッドキャストクラブにご参加ください。





