地球温暖化により南極で「不可逆的」な氷の大規模融解が進行

A group of chinstrap penguins walk on top of an iceberg floating near Lemaire Channel, Antarctica, February 6, 2020. REUTERS/Ueslei Marcelino SEARCH "ANTARCTICA PENGUINS" FOR THIS STORY. SEARCH "WIDER IMAGE" FOR ALL STORIES. - RC20YE957SAN
Image: REUTERS/Ueslei Marcelino
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地球温暖化によって南極の氷が「不可逆的」に大規模融解しており、この過程を遅らせる唯一の解決策は大気中から炭素を除去することだと、オーストラリアの気候科学者が水曜日(2月19日)、ロイターに語った。

最近の人間活動によって地球温暖化が加速し、南極の氷が大規模に融解する可能性があると、ゾーイ・トーマス氏は述べた。同氏はニューサウスウェールズ大学の研究員で、最近、南極の氷の融解に関する論文を発表した国際科学者チームの一員だった。

この研究によると、温暖化が進む世界では、海底に接し、周縁を浮氷に囲まれた西南極氷床の大部分が失われる可能性がある。

「西南極氷床について私たちが目にしているのは、融解が始まり、ある閾値に達すれば、それを止めようと努力しても融解が続くということです」と、同氏はロイターに語った。

チームは研究を続け、気温上昇に氷床がどれほど速く反応したのかを明らかにしたいと考えている。それにより、今後のより具体的な時間枠を示す助けとなる。

南極で観測された史上最高気温は摂氏18.3度(華氏64.94度)で、2月6日に現地の研究基地で記録された。さらに高い気温が続けば、世界の海面が極端に上昇するおそれがある。

「これが進むにつれて、人々は徐々に住む場所を追われるでしょう」とトーマス氏は述べた。「小さな島の地域社会ですでに起きていることは分かっています。満潮時に浸水する家が増え、やがて通常の潮位でも、さらに干潮時でさえ浸水するようになり、こうしたことは徐々に続いていくでしょう。」

トーマス氏は、氷の融解を遅らせる唯一の方法は、世界各地の経済が脱炭素化を始めることだと述べた。

「脱炭素化した未来に向けて取り組むと決めて初めて、大気中から炭素を除去するための選択肢について考え始めることができます」と同氏は付け加えた。

多くの先進国は2050年までに炭素排出量を実質ゼロにすることを約束している。一方、オーストラリアは近年、過去最悪級の森林火災シーズンに見舞われたにもかかわらず、この問題への対応が遅れていると広く見られている。

英国気象庁が先月発表した予測によると、森林火災は、60年以上前に記録が始まって以来、地球大気中の二酸化炭素濃度が年間で最も大きく増加した時期の一つに寄与した。

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