シロイルカ2頭が来年、中国の水族館を出発し、アイスランドの人里離れた湾へ向かう。火曜日、SEA LIFE Trustは、そこで鯨類としては初めてとされる保護区で暮らすことになると発表した。
リトル・グレイとリトル・ホワイトは来春、陸路、空路、海路で6,000マイルを超える旅をし、アイスランド南部沖のヘイマエイ島へ移る。環境保護活動家らは、この取り組みによって、飼育下にあるクジラが自然の生息地へ戻される機会が増えることを期待している。
プロジェクトを慈善団体ホエール・アンド・ドルフィン・コンサベーション(WDC)と進めるSEA LIFE Trustによると、クレットスビーク湾の入り江は、面積が最大32,000平方メートルに及び、クジラにより自然に近い亜北極圏の環境と野生の生息地を提供できることから選ばれた。
12歳の雌のシロイルカ2頭は現在、マーリン・エンターテインメンツが所有する上海の長風海洋世界で暮らしている。新たな住まいとなるSEA LIFE Trustシロイルカ保護区には、飼育施設とビジターセンターも設けられる。
「世界初です。このようなクジラの保護区を誰かが建設したのは初めてです」と、SEA LIFE Trustの代表アンディ・ブール氏はロイターに語った。
「リトル・ホワイトとリトル・グレイにとって、本当に重要なことです。残りの生涯を過ごす、より自然に近い住まいを提供できます。」
2頭は長旅に備えるとともに、冷たい北大西洋の海水に慣れる訓練を受けている。速く泳いで体力をつけるほか、水中でより長く息を止める練習もしている。摂取カロリーを増やし、移動に使う担架にも慣らしている。
活動家らは、この保護区が娯楽施設にクジラやイルカをより自然に近い環境へ移すよう促すことを期待している。
「この取り組みが、世界各地のほかの施設に、シロイルカやほかのクジラ、イルカを保護区へ移すよう促すと信じています」と、WDCで飼育下の動物に関するキャンペーンを担当するキャシー・ウィリアムソン氏は述べた。






