すべての人が平均的なヨーロッパ人と同じペースで消費するなら、地球の3倍の大きさの惑星が必要になります。
EUの住民は、世界の資源が再生するよりも速いペースで資源を使っています。野生生物保護団体WWFと持続可能性を推進する団体であるグローバル・フットプリント・ネットワークによると、全員がヨーロッパの人々と同じ暮らし方をした場合、人類は5月10日までに地球の年間バイオキャパシティ、つまり1年の間に再生できる資源の量を使い切ることになります。
人口で見ると、ヨーロッパの人々は世界人口のわずかな割合にすぎませんが、人類全体のフットプリントの5分の1を占めています。フットプリントとは、排出された炭素、消費された食料や製品、占有された建築用地の量を指します。
世界の資源を使い尽くす時期は、国によって大きく異なります。下のグラフが示すように、ルクセンブルクは年が始まってわずか1か月余りでこの時期を迎えます。燃料税が低いため、炭素フットプリントが大きくなっています。EU諸国のうち、利用可能な資源を使い切るのが最も遅いルーマニアでも、その時期は年の半ばで、世界平均より早くなっています。
ヨーロッパの人々のエコロジカル・フットプリントは、過去20年間で平均して減少しました。しかし、その多くは影響を減らすための組織的な取り組みではなく、経済の縮小によるものでした。
世界全体の状況
人類が世界の資源を使い尽くす時点を示す「アース・オーバーシュート・デー」は、毎年ますます早まっています。今年は7月にあたります。1970年代までは、地球は年間を通じて、私たちが消費する量を上回る資源を生み出すことができました。現在は、地球1.7個分に相当する資源を1年で使っています。
世界で最も大きなフットプリントを持つのは、中国、米国、インド、ロシア、ブラジルです。EU全体のバイオキャパシティ赤字は、中国と同程度です。中国の総フットプリントは米国とEUのそれぞれの2倍ですが、米国とEUはいずれも1人当たりの消費量がはるかに多くなっています。








