「ブラッドフォールズ」の謎、100年を経て解明。その方法とは

General view of the Blood Falls and the Taylor Glacier while in flight during a visit by U.S. Secretary of State John Kerry to Antarctica, November 11, 2016. REUTERS/Mark Ralston/Pool - RTX2T5FG
The source of the 'Blood Falls' has been found.Image: REUTERS/Mark Ralston/Pool
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研究により、南極の不気味な「ブラッドフォールズ」の源がついに明らかになった。

オーストラリアの地質学者グリフィス・テイラーが、自身の名を冠した氷河から氷上の湖、ウェストレイク・ボニーへと流れ落ちる鮮やかな赤い滝を発見してから、106年が経つ。

当初は赤い藻類が原因と考えられていたが、2003年になって、赤色は酸化した鉄に由来し、水は500万年前の塩水湖から流れ出している可能性が高いと判断された。

今回、アラスカ大学フェアバンクス校とコロラド・カレッジの研究により、この氷河の下に湖があるだけでなく、100万年にわたって流れ続けている独自の水系も存在することが確認された。

研究チームは反響定位を使って水の流れを追跡した。水が凍らないのは、絶え間なく機能する水理システムによるものだという。水が凍る際に放出される熱エネルギーが、周囲の氷を溶かすのだ。

Image: ウィキメディア・コモンズ / Zina Deretsky / 米国国立科学財団(NSF)

古代の微生物系を伝える「タイムカプセル」としてのブラッドフォールズの独自性は、科学者たちを魅了している。また、氷床に穴を掘ることなく、他の惑星に生命が存在する可能性を研究する手段にもなっている。

研究の全文は『Journal of Glaciology』で読むことができる。

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