世界最大の屋内熱帯雨林を手がけた英国のエデン・プロジェクトは火曜日、オーストラリアの旧炭鉱を大規模なエコツーリズム施設に転換する計画を発表した。
エデン・プロジェクトは、20年前に旧採石場跡地で開業して以来、英国で最もよく知られる社会的企業の一つとなった。社会的企業とは、社会に貢献することを目指す事業者のことだ。同団体は今、オーストラリアでも同じ成功を収めたいと考えている。
同団体は、オーストラリア沿岸の町アングルシーにある炭鉱を所有するアルコアと協力し、観光施設を開発する。両者によれば、この施設によって300人の雇用が生まれ、地域に「新たな活気を吹き込む」可能性がある。
廃止された炭鉱と発電所を、巨大な湖を中心とする庭園や展示施設の連なる場所へと転換する計画だ。訪問者に持続可能性や地域の生態系について学んでもらうことを目指す。
「人々が自然から切り離された存在ではなく、自然の一部だと理解する手助けができれば、周囲の問題のいくつかに取り組める可能性があると考えています」と、エデン・プロジェクト・インターナショナルの最高経営責任者、デービッド・ハーランド氏は述べた。
ハーランド氏は、オーストラリアのグレート・オーシャン・ロード沿いに位置する40ヘクタール(100エーカー)の施設が、そうでなければアングルシーを通り過ぎてしまう観光客を呼び込めると考えている。
同氏は、雇用機会をつくることで、46年間操業した鉱山が2015年に閉鎖されて以来、アングルシーが経験してきた頭脳流出を食い止める一助になる可能性があると述べた。
「地域が望んでいないことをするつもりはありません。しかし、すばらしい自然環境の一部を守り、現状をさらに良くし、町に社会的・経済的な繁栄をもたらせると考えています」と、同氏はトムソン・ロイター財団に語った。

過去20年間に、イングランド西部のエデン・プロジェクトには2,000万人を超える人々が訪れた。熱帯雨林や地中海性気候を再現した庭園は、バイオームと呼ばれる巨大なドームの下に広がっている。
同団体は、中国、ドバイ、米国を含む世界各地で、ほかに約13件のプロジェクトを進めている。オーストラリアの炭鉱を活用する構想については、18か月前にアルコアから打診を受けた。
今後2週間にわたり、関係者は地域住民とこのプロジェクトについて話し合う。完成までの費用は約1億5,000万豪ドル(1億300万米ドル)と見積もられ、2023年後半または2024年前半の開業を目指している。
建設費は、資金を社会に良い影響をもたらすために活用したいと考える社会的投資家が負担すると、ハーランド氏は述べた。




