2015年、コスタリカ沖でウミガメの鼻孔からプラスチック製ストローを引き抜く海洋生物学者たちの動画が、瞬く間に広まりました。
衝撃的な8分間の動画には、オスのヒメウミガメが出血する様子が映っていました。科学者たちがストローを取り出そうと苦闘するなか、研究チームはプラスチックが海洋生物に及ぼす害への認識を高めるため、映像をオンラインで公開しました。

コスタリカは今、プラスチック廃棄物に対して大胆な措置を講じ、2021年までに使い捨てプラスチックを全面禁止する計画です。ストロー、ボトル、カトラリー、カップ、袋が対象となります。
政府は目標達成に向け、企業への奨励策を設けるとともに、使い捨てプラスチックに代わる素材の研究に投資しています。
毎分、ごみ収集車1台分のプラスチックが海に流れ着き、海洋野生生物に甚大な被害をもたらしています。ある推計によると、現在の傾向が続けば、2050年までに海鳥の99%がプラスチックを摂取することになります。

報告書は、エレン・マッカーサー財団と世界経済フォーラムの共同発表によるもので、2050年までに海洋中のプラスチックの重量が魚を上回る可能性があると予測しています。
使い捨てプラスチックが使われるのは数分、時には数秒にすぎませんが、下の図が示すように、分解には何百年もかかることがあります。

コスタリカの環境への取り組み
プラスチック袋の使用を制限または禁止した国や都市もあり、ニューデリーでは使い捨てプラスチックの禁止が導入されました。しかしコスタリカは、使い捨てプラスチックを全面的に禁止する世界初の国を目指しています。
この措置により、コスタリカの環境先進国としての評価はさらに高まるでしょう。2015年と2016年には、中米のこの国は年間の3分の2を超える期間、電力の100%を再生可能エネルギーで賄いました。また、野生生物保護の世界的リーダーであり、2021年までにカーボンニュートラルを目指しています。





