COP27:国連サミットで気候変動と世界の指導者が語った主な発言

Secretary-General of the United Nations Antonio Guterres speaks as he attends the COP27 climate summit.
'We are on a highway to climate hell with our foot on the accelerator,' says UN Secretary-General António Guterres.Image: REUTERS/Mohammed Salem
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この記事は11月11日に公開され、11月21日に更新されました。

  • 国連気候変動サミットであるCOP27は、11月6日から20日までエジプトで行われた2週間の協議を経て、「損失と損害」に関する合意をもって閉幕した。

  • 参加した世界の指導者および気候変動担当の代表者による主な発言を以下に紹介する。

ほぼ200の国から、世界の指導者、政策立案者、代表者が、紅海沿岸のリゾート都市シャルム・エル・シェイクで開催された国連気候変動サミット(COP27)のためにエジプトに集まった。

11月20日(日曜日)に協議が終了し、気候災害に打ちのめされている貧しい国々を支援するため、厳しい交渉の末に「損失と損害」基金を創設することで合意した。

以下は、2週間にわたる指導者たちの主な発言である。

「平和なくして効果的な気候政策はあり得ない……気候変動を単なるレトリックやマーケティングとしか考えず、実際の行動を取らない人々が今もなお多く存在する……彼らこそが侵略戦争を始める者たちであり、地球は、世界が共同で行動する必要がある中で、一発の銃弾すら負担できる状況にはないのだ。」

—ボロディミル・ゼレンスキー、ウクライナ大統領

ボロディミル・ゼレンスキー、ウクライナ大統領

「気候危機は、人間の安全保障、経済の安全保障、環境の安全保障、国家安全保障、そして地球上の生命そのものに関わる問題である……これまで以上に、気候変動への公約を一層強化することが急務である。ロシアの戦争は、世界が化石燃料への依存から脱却する必要性の緊急度をさらに高めている。」

ジョー・バイデン、米国大統領

「温室効果ガスの排出は増え続けている。地球の気温は上昇し続けている。そして我々の地球は、気候の混乱を取り返しのつかないものにする臨界点に急速に近づいている。我々はアクセルを踏み込んだまま、気候の地獄へ続く高速道路を走っている。」

—アントニオ・グテーレス、国際連合事務総長

アントニオ・グテーレス、国際連合事務総長

過去2世紀にわたる世界の気温上昇の推移。Image: Our World in Data

「本日私がここに来たのは、ブラジルが再び復帰する準備ができていることを申し上げるためです……保護されたアマゾンなくして、世界の気候の安全はありえません。我々は2030年までに森林破壊をゼロにし、生態系の劣化を止めるため、あらゆる努力を惜しみません。」

ルイス・イナシオ・ルラ・ダ・シルバ、ブラジル次期大統領

「世界的な化石燃料危機は、ゲームチェンジャーとなるべきである。ですから、『地獄への高速道路』を選ぶのではなく、クリーンな天国行きの切符を獲得しようではありませんか。」

—ウルズラ・フォン・デア・ライエン、欧州委員会委員長

ウルズラ・フォン・デア・ライエン、欧州委員会委員長

「差し迫った破局に直面している今、その警告の兆候はすでに耐え難いほど甚大であるが、弱い行動は賢明ではない。行動しないことは危険である。」

—ウィリアム・ルト、ケニア大統領

ウィリアム・ルト、ケニア大統領

「ディストピアはすでに我々の玄関先まで来ている……ここで我々が成し遂げる政治的前進も、人々が将来に向き合う方法を変えるような資源の移転がなければ、現地においてほとんど意味を持たないだろう。」

—シェリー・レーマン、パキスタン気候変動大臣

シェリー・レーマン、パキスタン気候変動大臣

「パキスタンのような国々が、今まさに経験したばかりのような深刻な衝撃を受けるとき、また、カリブ海の小さな島嶼国が毎年、12時間のうちにGDPの3分の1以上を失うことを懸念しているとき……あなた方は経済的に不可能なシナリオを生み出してしまったのです。」

—アヒム・シュタイナー、国連開発計画(UNDP)総裁

アヒム・シュタイナー、国連開発計画(UNDP)総裁

「損失と損害、そして災害、人々の死、失われた経済のために、すべての人が柔軟になった。最初は柔軟でなかったものの、今は柔軟になったすべての当事者に感謝する……」

クナル・サティヤルティ、インド損失と損害に関する交渉担当者

「先住民、地域社会、若者、女性や少女は、気候変動対策の担い手であるべきであり、気候政策の犠牲者であってはならない。」

アルチャナ・ソレン、国連事務総長気候変動若者諮問グループ メンバー

「サハラ以南のアフリカには資金が行き渡っていない。以上だ。私はすべての人々に挑戦したい。もっと行動せよ。」

—アクセル・ファン・トロッツェンブルグ、世界銀行業務担当専務理事

アクセル・ファン・トロッツェンブルグ、世界銀行業務担当専務理事

「いわゆる『ガス強化策』の正体を直視しなければならない。それは、行き先のない橋へ向かって突き進むことであり、世界の国々を気候の混乱と数十億ドル規模の座礁資産に直面させるものだ。特にここアフリカにおいてそうである。我々は化石燃料による植民地主義の時代を乗り越えなければならない。」

—アル・ゴア、元米国副大統領

アル・ゴア、元米国副大統領

「我々は実際には気候マイナスの国である。しかしそれにもかかわらず、我々は気候変動の影響を強く受けやすい……約束は守られなければならない。したがって、すべての子どもたちと次世代を代表して、我々は歴史的な排出国に対し、我々の世界を守るための役割を果たすよう強く求める。我が国は限られた資源と能力の中で、自らの役割を果たしている。」

—チャンドリカペルサド・サントキ、スリナム大統領

チャンドリカペルサド・サントキ、スリナム大統領

「気候の安全保障はエネルギーの安全保障と密接に結びついている。プーチンによるウクライナでの忌まわしい戦争や、世界的なエネルギー価格の上昇は、気候変動への取り組みを遅らせる理由にはならない。むしろ、より迅速に行動すべき理由である。」

—リシ・スナク、英国首相

リシ・スナク、英国首相

「外部環境がどれほど変化しようとも、また我々がどれほど多くの課題に直面しようとも、中国はカーボンニュートラルというこのビジョンを達成するという強い決意を持っている。」

—謝振華、中国気候変動特使

謝振華、中国気候変動特使

「我々の生存は、世界の排出量の80%に責任を負うG20諸国の行動にかかっている。我々の生存は、利益を優先し、行動する能力があるにもかかわらず行動しようとしない姿勢のために、人質にとられている。」

—マーク・ブラウン、クック諸島首相

マーク・ブラウン、クック諸島首相

COP27で実現すべき3つのこと
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