COP26の開幕にあたり、Radio Davosは気候変動の報道を続けます。
ベテラン環境ジャーナリストのアリスター・ドイルが、国連会議の会場から、地球温暖化に直面する地球上の最も遠隔な地域まで、各地の物語を紹介します。
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「ここの海岸で、彼女は、地球温暖化そのものの音に耳を澄ませてほしいと言います。海に浮かぶ氷山に閉じ込められていた空気が、水中から水面へと泡立って出てくる、シュワシュワという音です。耳を澄まさなければ聞こえない、魅惑的なシューッ、パチパチという音。かすかな氷の交響曲は、氷への追悼でもあります。泡とともに放出される空気は、今より二酸化炭素濃度がずっと低かった時代の、数百年前のものということもよくあるのです。」―『The Great Melt』からの抜粋。
地球温暖化で足元の氷が溶けていくなか、南極の氷の上に立つのはどんな感じだろうと思ったことはありませんか?あるいは、海面上昇で波の下に消えてしまうかもしれない、南太平洋の低地の島々に暮らす人々を訪ねるのはどうでしょう?
環境ジャーナリストのアリスター・ドイルは、気候変動の影響を世界各地で取材し、そうした物語を一冊の本にまとめました。『The Great Melt: Accounts from the Frontline of Climate Change』。
ドイルは、数十回に及ぶCOP気候サミットや、気候変動に関する政府間パネルの会合を取材してきました。そこでは政府関係者が気候科学を精査し、コンマをどこに置くかを決めるだけで何時間も費やすこともあります。
しかし、最も心を打つのは、気候変動の影響を受ける人々が暮らす現実の世界からの彼の報道です。

「最前線にいる人々の経験を知るため、現地に行って話を聞くようにしてきました。フィジーで内陸へ移住している人々、パナマで内陸への移住を計画している人々、カリブ海地域や低地の島々の人々、氷河の融解に脅かされているアンデスの人々です」と、彼はRadio Davosに語ります。
彼が訪れる場所は遠隔地ですが、そこで人々が語る物語は、気候変動という世界的課題やCOP26で議論されていることと密接につながっています。小島嶼国はどう適応できるのか。気候変動による大規模な移住に、世界はどう対処するのか。企業は温室効果ガス排出がもたらす影響について、法的・金銭的責任を問われるのか。

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