ハチドリを呼び寄せるため、メキシコでは都市型庭園が造られています。
メキシコには58種が生息していますが、適切な生息地が縮小するなか、脅威にさらされています。
生息地が縮小している要因には、人間の居住地と気候変動の2つがあります。
都市の拡大によって自然の生息地が徐々に失われてきたハチドリを呼び寄せようと、メキシコの人々は100か所を超える都市型庭園を造りました。その大半は首都メキシコシティにあります。
この国には58種が生息していますが、固有種13種のうち半数は、生息に適した環境が人間の居住地や気候変動の影響で縮小しているため、現在、絶滅の危機に瀕しています。
「都市が拡大すると、森林が失われ、ハチドリが餌を取り、繁殖するために使う植生も失われます」と、「アーバン・ガーデンズ」プロジェクトに取り組む生物学者のクラウディア・ロドリゲスは述べました。このプロジェクトにより、149か所の庭園が造られました。
「ハチドリがいなくなれば、植物の多様性が低下し、長期的には生態系が貧弱になります」とロドリゲスは述べ、ハチドリは南北アメリカ大陸で最も重要な花粉媒介鳥だと付け加えました。
ハチドリは花粉を運ぶことで、1,000種を超える植物の保全に貢献しています。そのなかには、メキシコがカナダや遠く日本に輸出している植物もあります。ロドリゲスによると、この小さな鳥は代謝が速く、絶えず餌を取る必要があります。
ロドリゲスの同僚、マリア・デル・コロ・アリスメンディは2014年、メキシコシティにあるメキシコ国立自治大学の敷地内に、ギンバイカやランタナなど、ハチドリが好む植物を植えた庭園を造り始めました。
ロドリゲスによると、近年、この庭園には主にハシボソハチドリやベリルハチドリなど、より多くのハチドリが訪れるようになりました。また、ミツバチ、チョウ、マルハナバチなど、ほかの花粉媒介者も集まっています。






