インド、ビル・ゲイツの支援を受け、2019年までに7500万基のトイレ設置を計画

Microsoft co-founder Bill Gates attends the annual meeting of the World Economic Forum (WEF) in Davos, Switzerland January 22, 2016. REUTERS/Ruben Sprich
In 2012, the Gates Foundation issued a challenge to design a revolutionary toilet that was safe, sustainable, and affordable.Image: REUTERS/Ruben Sprich
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2019年10月2日は、インド政府にとって重要な日だ。

マハトマ・ガンディー生誕150周年にあたるこの日は、国内に7500万基のトイレを設置するという同国の野心的な計画「クリーン・インディア」の完了予定日となっている。

現在、安全でない水と衛生環境(主な原因は屋外の不衛生なトイレ)により毎年亡くなる世界の170万人のうち、60万人がインドに住んでいる。億万長者の慈善家ビル・ゲイツ氏は、最近、自身のブログに書いたように、こうした状況があるからこそ、「クリーン・インディア」のような計画は称賛にも資金援助にも値する。

ここ数年、ゲイツ財団は各国政府や民間企業に、援助金や助成金として数百万ドルを寄付してきた。その寄付金の一部は、低所得国で使うためのハイテクトイレの開発に充てられた。

2012年、ゲイツ財団は挑戦を呼びかけた。安全で持続可能かつ手頃な価格の革新的なトイレを設計するというものだ。選ばれた4つの設計案には総額340万ドルの助成金が授与され、十分な支援が行き届いていない地域の変革に役立つことが期待された。

最大の助成金である130万ドルは、統合廃棄物処理システムを開発したRTIに贈られた。このトイレは液体廃棄物を消毒し、固形廃棄物を乾燥させて燃焼し、その廃棄物をトイレの電力となる電気に変換する。1基あたりの費用は約2500ドルで、1日に50人が利用できる。

eToiletsは、インドの住民に安価な衛生設備を提供している。Eram Scientific Solutions

Image: Eram Scientific Solutions

もう一つの設計は、eToiletだ。インド初の自動式・無人の電子公衆トイレである。省エネのため、照明は利用中にだけ点灯する。また、音声案内によって正しい使い方が分かる。1回の利用料はわずか数セントだ。

ゲイツ氏は、トイレがあるだけでは衛生環境の改善には不十分だと述べる。人々が実際にトイレを使う必要がある。

「クリーン・インディアには、この問題に取り組むための巧みな方法がある」とゲイツ氏は書いた。地域によっては、子どもたちがグループになり、屋外で排泄している人々に、公衆トイレを使うほうが賢明で安全な選択だと知らせる。看板もトイレの存在を人々に思い出させる。国の紙幣にもクリーン・インディアのロゴがあしらわれている。

インドの村の30%以上で屋外排泄がなくなったと宣言されたと、ゲイツ氏は書いた。前年の割合はわずか8%だった。

この計画はゲイツ氏のお気に入りの一つだという。政府が問題に注力し、状況を測定し、その結果を生かして制度を調整すれば、公衆衛生を大きく前進させられることを示しているからだ。ガンディーの生誕150周年まであと2年半となり、インドは目標達成に向けて万全の態勢を整えているようだ。

「これは他の国々にとって素晴らしい手本であり、誰もが健康で充実した人生を送る機会に恵まれるべきだと信じる私たち全員にとって、大きな励みです」とゲイツ氏は書いた。

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