長い間目撃されず、科学者たちは絶滅したと考えていたが、再び姿を現した種もいる。最後に目撃されてから100年以上を経て発見された例もある。
死からよみがえる奇跡的な能力にちなみ「ラザロ種」と呼ばれるこれらの生き物は、驚くべきことに生き延びてきた。
ここでは、ニュー・サイエンティスト誌が選んだ、近年「絶滅を免れた」動物5種を紹介する。
オーストラリアヨタカインコ

15年にわたる捜索の末、博物学者ジョン・ヤングはついに写真の撮影に成功した。2013年、謎に包まれたヨタカインコの姿を捉えた。1912年に生きた個体が最後に目撃されてから、ちょうど1世紀後のことだった。
太り気味のセキセイインコのようなこの鳥(pezoporus occidentalis)は、1990年にクイーンズランド州の道路脇で死骸が見つかるまで、歴史の記録の中だけの存在とされていた。
ウイラ・ヒキガエル

このコロンビア産のヒキガエルも、世界各地の多くの両生類と同じ運命をたどり、ツボカビによって絶滅したと誰もが考えていた。10年以上姿を消していた小さな黒いヒキガエル(atelopus ebenoides marinkellei)は、2006年に再発見され、ほかの種も感染症の流行を生き延びた可能性があるという希望をもたらした。
キューバソレノドン

トガリネズミに似たこの動物は、生息地の破壊や外来種に脅かされ、長年にわたり絶滅危惧種の監視対象となっていた。1998年までに、キューバの人々はキューバソレノドン、またはアルミキ(学名 solenodon cubanus)を最後に目撃したと思っていたが、日本とキューバの研究者チームが2012年に再発見した。
昆虫を食べるソレノドンは、世界でも数少ない毒を持つ哺乳類の一種だ。
ジャワゾウ

ボルネオゾウ(Elephas maximus borneensis)は、ほかのアジアゾウとは見た目も行動も異なるため、科学者たちは長い間、その謎に頭を悩ませてきた。
ボルネオ島の限られた地域に生息するこのゾウについて、遺伝子検査により後に絶滅したジャワゾウとのつながりが確認された。数世紀前、島の裕福な支配者たちによってボルネオ島に運ばれた可能性が高い。
テロルスキンク

2003年に再発見されたこのトカゲは、長い間絶滅したと考えられていた。最後の目撃記録は1876年で、南太平洋のニューカレドニアにある無人の小島で、1匹だけが確認された。
スキンク類としては珍しく頂点捕食者で、長く湾曲した歯を持つ。ボクールオオスキンク(phoboscincus bocourti)としても知られる。





