第六の大量絶滅が進行中——その原因は私たちにある

Greater Snow geese fly at the Cap Tourmente Wildlife area at St-Joachim, October 26, 2008. According to Environment Canada, at the beginning of the last century there was about 3,000 Greater Snow geese left and the population was on the verge on extinction. Therefore, the Canadian Wildlife Service set up the Cap Tourmente Wildlife area in 1969, one of many measures that helped to increase the number of Greater Snow geese to more than 800,000. REUTERS/Mathieu Belanger (CANADA) - RTX9YCE
Over the past 500 years, there have been four other mass extinctions on Earth, not including dinosaurs.Image: REUTERS/Mathieu Belanger
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恐竜の絶滅は、おそらく大量絶滅の例として世界で最もよく知られているが、決してそれだけではない。

過去5億年間に、地球では少なくともほかに4回の大量絶滅が起きている。

大量絶滅とは、比較的短い期間に膨大な数の種が死滅することを指す。過去の大量絶滅は、恐竜を絶滅させた小惑星の衝突のような地質学的または気候的な出来事によって引き起こされてきた。

しかし科学者によると、私たちは今、また別の大量絶滅を経験している。そして今回は、私たち自身が引き起こしている。

生物界のアルマゲドン

新たな研究が学術誌『Proceedings of the National Academy of Sciences』に掲載され、生物界の「壊滅」が進行中だと指摘している。

スタンフォード大学とメキシコ国立自治大学の研究者らは、陸生脊椎動物(陸上に生息する背骨のある動物)27,600種を調査した。これは全脊椎動物種のおよそ半数にあたり、そのうち32%で個体数が減少していることが分かった。

Image: Proceedings of the National Academy of Sciences(PNAS)

研究者らは哺乳類177種も調査し、すべての種で地理的な生息域の少なくとも3分の1が失われていることを発見した。さらに、ほぼ2種に1種で個体数が大幅に減少していた。

Image: PNAS

1、2十年前には比較的安全だった哺乳類のいくつかの種が、今では絶滅の危機に瀕している。たとえば、アフリカライオンの数は1993年以降43%減少した。

特定の種が急速に減少しているという結論に至った研究は、この研究だけではない。生きている地球指数も、脊椎動物3706種の個体数を測定し、減少傾向が続いていることを示している。

1970年以降、個体群は全体で38%減少Image: WWF『生きている地球レポート』

今回はこれまでと違う

人類が地球を支配する以前にも大量絶滅は起きていたが、科学者らによると、種の死滅速度は大幅に加速している。

控えめな推定でさえ、過去100年間に脊椎動物のほぼ200種が絶滅した。これは年間およそ2種に相当する。過去の大量絶滅では、200種が失われるまでに最大1万年かかった。

研究の著者らによると、問題は、年に2種が絶滅しても世界の関心を十分に集められないことだ。特に、そもそも人々がその生き物のことを知らない場合はなおさらである。近年姿を消したカタリナ・パプフィッシュと、クリスマス島に生息していた小型のコウモリ、クリスマスアブラコウモリを例に挙げている。

生物多様性の喪失は、人間が引き起こす地球規模の環境問題の中でも最も深刻なものの一つであるため、世界は注意を払うべきだと研究者らは主張する。

ケニアのナイロビ国立公園で、訪問者が車内に座るそばを歩く雌ライオン。Image: REUTERS/Edmund Blair

ここ数十年、人間は動物の生息地の広大な範囲を占有し、汚染と地球温暖化を引き起こしてきた。著者らによると、これらすべてが、ありふれた種と希少な種の双方で脊椎動物の個体数を壊滅的に減少させている。

絶滅の問題は、元に戻せず、地球の生態系に深刻な影響を及ぼすことだ。私たちが食べる食物から利用する資源まで、あらゆるものが地球の驚くべき生物多様性によって支えられている。

生物多様性の縮小を食い止める時間はもう十分に残されておらず、絶滅した動物を何らかの方法で生き返らせられるという考えは「誤解」だと、研究者らは言う。

しかし、科学者らの悲観的な見方に誰もが同意しているわけではない。

地球は回復するのか?

本当に大量絶滅のさなかにあるのなら、世界はすでに終わっているはずだと主張する人もいる。スミソニアン博物館の古生物学者、ダグ・アーウィン氏は『The Atlantic』に語った。「第六の大量絶滅が起きていると主張する人々は、大量絶滅について十分に理解しておらず、自分たちの主張にある論理的な欠陥にも気づいていない。」

「ある程度、彼らは人々を行動に駆り立てるために恐怖をあおる手段としてそう主張している。実際に第六の大量絶滅が起きているのなら、保全生物学には意味がないのに。」

ただし、彼はこう警告する。「このまま十分に長く続ければ、大量絶滅に至ると思う。しかし、まだ大量絶滅のさなかではない。そして、それは希望の持てる発見だと思う。アルマゲドンを回避する時間がまだあるということだからだ。」

より楽観的な見通しを持てる理由は、ほかにもある。人間のおかげで、新種がかつてない速さで誕生していると、ヨーク大学の進化生物学教授、クリス・D・トーマス氏は述べている。

自然がどれほど適応できるかを、私たちは過小評価していると彼は主張する。

「地球の歴史を通じて、種は繁栄できる新たな場所へ移動することで生き延びてきました」と彼は言う。

「およそ100万年後には、ホモ・サピエンスの進化の結果として、世界は種の数が減るのではなく、むしろ増えた状態で支えられているかもしれません。」

しかし、生物界の壊滅に関する研究の著者らは厳しい警告を発している。私たち自身の命も、残りわずかかもしれない。

「地球の第六の大量絶滅は、大半の人が考えている以上に進行している」と、著者らは結論づけている。

「効果的な行動を起こせる期間は非常に短く、おそらく長くても20年から30年です。

「あらゆる兆候が、今後20年間に生物多様性への攻撃がさらに強まることを示しており、人間を含む生命の未来に暗い影を落としています。」

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