人類の歴史を変えた5つの干ばつ

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世界の温暖化が進むなか、深刻な干ばつに関する報道が途絶えることはめったにありません。北朝鮮は37年ぶりの「最悪の干ばつ」に苦しんでいると発表しており、当局によれば、この5か月はパナマ運河の歴史上で最も乾燥した期間となっています。最悪の干ばつ( 37年ぶり )パナマ運河。当局によると、

最近の研究によると、人間の活動がこの1世紀にわたる同様の干ばつを悪化させた可能性があるとされています。

NASAのゴダード宇宙科学研究所(GISS)は、1900年から2005年までの過去の降水量データと年輪データを比較した結果、温室効果ガスなど人為的に生み出された要因による「人間の指紋」が、世界の干ばつリスクに大きな影響を与えてきたことを明らかにしました。

同報告書は、この人間による影響は今後さらに拡大する見通しであり、干ばつや洪水の頻度と深刻さが増すこと、食料や水の不足、破壊的な山火事、資源を奪い合う人々の間での紛争など、人類にとって「深刻な」結果をもたらす可能性があると指摘しています。

このシナリオが現実となれば、何千年にもわたり人類の歴史の流れを左右してきた、すでに長大な干ばつのリストがさらに長くなることになります。ここでは、その中から5つの干ばつを取り上げ、それらがどのように世界を変えたと考えられているかをご紹介します。

1900年から2016年にかけて世界で主要な干ばつにより生じた死者数Image: Statista

1. 人類の拡散を促した干ばつ


DNA研究によると、13万5000年前から7万5000年前にかけて続いた一連の大干ばつが、初期人類がアフリカから最初に移動した要因であった可能性があるとされています。

科学者によると、気候条件の変動により、アフリカの一部地域では人が住むのに適さない土地になることが頻繁にあったといいます。干ばつによって生存に不可欠な資源へのアクセスが制限され、住民は食料を求めてアフリカ大陸外へ移住せざるを得なかった可能性があるとされています。

2. 古代エジプトを変えた干ばつ

エジプト古王国の王墓を調査していた考古学者らは、干ばつの証拠を発見しました。これは4,500年前に中東やヨーロッパの一部を襲った干ばつです。

一部の専門家は、古代エジプトを3,000年にわたり統治したファラオの没落の原因は内乱ではなく、この干ばつであったと指摘しています。その後、紀元前30年にこの地域はローマ帝国の属州となりました。

3. マヤ文明を滅ぼした干ばつ

メソアメリカのマヤ帝国は、その歴史上最も脆弱な時期に干ばつに見舞われました。

急激な人口増加と時を同じくして、年間降水量の半減が1,200年前に起こり、作物の不作や、減少する水資源をめぐる近隣諸国との戦争を招き、最終的にマヤ文明の衰退を引き起こしたとされています。

4. 致死的な病気を広めた干ばつ

1930年代半ばに、米国中西部のグレートプレーンズおよびカナダで発生した「ダストボウル(黒い砂嵐)」により、200万人が土地を追われ、病気の大流行を招きました。

当時は、この砂塵が麻疹、インフルエンザ、「バレーフィーバー」と呼ばれる真菌性肺疾患を媒介していることがわかっていませんでした。すでに栄養失調で体力が低下していた人々にとって、これらの病気はしばしば命取りとなりました。

5. 中国の「最も悲惨な」干ばつ

中国は歴史を通じて数多くの深刻な干ばつに見舞われてきましたが、その中でも1928〜1930年の干ばつほど大きな影響を与えたものはないかもしれません。一部の専門家はこれを、「中国の20世紀における最も悲惨な出来事」と呼んでいます。この干ばつは大規模な飢饉を引き起こし、300万人から1,000万人もの命が奪われました。

より最近では、2017年半ばに中国当局が、北部の広範な地域が観測史上最悪の干ばつに見舞われたと発表しました。当局は、国内の一部地域で見られる極端な気象パターンの原因として気候変動を挙げています。

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