生産性を高めるために改めたい悪習慣

A man stands in front of a wall of TV screens during the MIPCOM, the international film and programme market for TV, video, cable and satellite October 4, 2004. REUTERS/Eric Gaillard NO RIGHTS CLEARANCES OR PERMISSIONS ARE REQUIRED FOR THIS IMAGE EG/JS/AS
Minor habits add up to an unproductive lifestyle and these are examples of ones to try to break.Image: REUTERS/Eric Gaillard
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悪習慣ほど生産性を損なうものはありません。悪習慣は気づかないうちに少しずつ忍び寄り、いつの間にか大きな損害をもたらします。

悪習慣は仕事を遅らせ、正確さを損ない、創造性を低下させ、成果を妨げます。生産性のためだけでなく、悪習慣を制御することは非常に重要です。ミネソタ大学の研究によると、高い自制心を発揮する人は、そうでない人に比べて、その場でも長期的にも、はるかに幸福を感じる傾向があります。

「絶え間ない自己鍛錬と自制によって、人格を高めることができる。」―グレンビル・クライザー

悪習慣の中には、ほかより厄介なものがあります。以下の9つは、特に問題となる習慣です。これらを改めれば生産性が高まり、自制心の向上に伴う前向きな気分も味わえるでしょう。

衝動的にインターネットを閲覧する。ひとつの作業にしっかり取り組むには、15分間続けて集中する必要があります。いったん集中できると、生産性が高まり、幸福感に満ちた「フロー」と呼ばれる状態に入ります。研究によると、フロー状態にある人の生産性は、通常の5倍です。ニュースやFacebook、スポーツの試合結果などを確認したくなって作業を中断すると、フロー状態から抜け出してしまいます。再びフロー状態に入るには、また15分間集中し続けなければなりません。作業を何度も中断していると、フロー状態を一度も経験しないまま一日が終わることもあります。

完璧主義。多くの作家は、登場人物や筋書きを考えるために数え切れないほどの時間を費やし、本には決して載せないとわかっているページを何枚も書きます。アイデアが形になるには時間が必要だと知っているからです。ところが、いざ始めようとすると、自分のアイデアは完璧ではないし、できあがるものも大したことがないかもしれないと考え、動けなくなりがちです。しかし、始めてアイデアを発展させる時間を与えなければ、優れたものを生み出せるでしょうか。作家のジョディ・ピコーは、完璧主義を避ける大切さをこう見事に表現しています。「出来の悪いページなら推敲できる。でも、白紙のページは推敲できない。」

会議。会議ほど貴重な時間を奪うものはありません。生産性が非常に高い人は、可能な限り会議を避けます。放っておけば会議はいつまでも続くとわかっているため、開催せざるを得ないときは、開始時に予定どおりの時間で終えることを全員に伝えます。明確な制限を設けることで、全員がより集中し、効率よく進めるようになります。

メールが届くたびに返信する。生産性の高い人は、メールに絶えず仕事を中断されることがありません。決まった時間にメールを確認するだけでなく、送信者ごとにメッセージの優先順位を設定する機能も活用します。特に重要な取引先や大切な顧客からのメールには通知を設定し、それ以外は作業の区切りがつくまで確認を控えます。次にメールを確認する時間を送信者に知らせる自動返信を設定する人もいます。

目覚まし時計のスヌーズボタンを押す。睡眠中、脳は複雑な一連のサイクルをたどり、最後のサイクルでは目覚ましの時刻にすぐ活動できるよう準備します。そのため、目覚ましが鳴る直前に目覚めることがあります。脳が起きる時間だとわかり、準備ができているのです。スヌーズボタンを押して再び眠ると、その覚醒状態が失われ、疲れてぼんやりしたまま、より遅く目覚めます。さらに、そのぼんやりした状態が抜けるまで何時間もかかることがあります。目覚ましが鳴ったとき、どれほど疲れていると感じても、生産的な朝を過ごしたいなら、無理にでもベッドから出ましょう。

マルチタスク。マルチタスクは生産性を大きく損ないます。スタンフォード大学の研究は、複数のことを同時に行うより、一度にひとつのことに取り組むほうが生産的だと示しています。研究者らによると、電子情報が複数の経路から絶えず届く環境に慣れた人は、ひとつずつ作業を終える人に比べて、注意を向けること、情報を思い出すこと、仕事を切り替えることが苦手です。二つのことを同時にしようとすると、脳は両方をうまくこなす能力を発揮できません。

それでも、マルチタスクが得意な人はいるのでしょうか。スタンフォード大学の研究者らは、マルチタスクを行う傾向と、それが自分の仕事の成果に役立つという考えに基づいて、人々をグループに分けて比較しました。その結果、頻繁にマルチタスクを行い、それが成果を高めると感じている人は、一度にひとつのことをする人より、実際にはマルチタスクが苦手だとわかりました。頻繁にマルチタスクをする人は、考えを整理したり無関係な情報を振り分けたりするのに苦労し、作業の切り替えにも時間がかかるため、成績が悪かったのです。なんということでしょう。

難しい作業を先延ばしにする。私たちの精神的なエネルギーには限りがあり、それを使い果たすと、意思決定力と生産性は急速に低下します。これは「決断疲れ」と呼ばれます。難しそうだからと難しい作業を一日の終わりまで先延ばしにすると、最も調子の悪いときに取り組むことになります。決断疲れを防ぐには、頭が冴えている朝のうちに複雑な作業に取りかかりましょう。

ベッドの中でスマートフォン、タブレット、パソコンを使う。これは、多くの人が睡眠や生産性に悪影響を及ぼしていると気づいていない、よくある習慣です。短波長の青色光は、気分やエネルギーレベル、睡眠の質に重要な役割を果たします。朝の日光には、この青色光が高い濃度で含まれています。目が直接青色光を浴びると、睡眠を促すホルモンであるメラトニンの生成が抑えられ、より覚醒した状態になります。午後になると日光から青色光が減り、体がメラトニンを生成して眠気を感じ始めます。

夕方になると、脳は青色光を浴びることを想定しておらず、その影響を非常に受けやすくなります。ノートパソコン、タブレット、テレビ、携帯電話など、夜に使うことの多い機器は、いずれも短波長の青色光を発します。特にノートパソコン、タブレット、携帯電話は、強い光を顔に向けて放ちます。青色光を浴びるとメラトニンの生成が妨げられ、寝つきだけでなく、眠りについた後の睡眠の質にも影響します。誰もが経験しているように、睡眠不足は生産性に深刻な影響を及ぼします。夕食後はこうした機器を使わないのが最善です(テレビは、十分に離れて座れば、ほとんどの人にとって問題ありません)。

砂糖を摂りすぎる。ブドウ糖は、脳のエネルギーを生み出す「アクセル」の役割を果たします。難しい作業に集中するにはブドウ糖が必要です。少なすぎると疲れて集中できず、動きも鈍くなります。多すぎると落ち着かなくなり、集中できません。研究によると、適量はブドウ糖約25グラムです。難しいのは、どんな形で25グラムを摂っても、少なくとも最初は同じように感じることです。違いは、生産性がどれだけ続くかにあります。ドーナツや炭酸飲料などの精製糖は、わずか20分ほどしか続かないエネルギーの高まりをもたらします。一方、オートミールや玄米など、複合炭水化物を含む食品はエネルギーをゆっくり放出するため、集中力を持続できます。

まとめ

こうした習慣は些細に思えるかもしれませんが、積み重なっていきます。その多くは、目先の楽しみと長く続く楽しみのどちらを選ぶかという個人的な選択に行き着きます。結局のところ、最も悪い習慣とは、自分にとって本当に大切なものを見失うことです。

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