9月の米国の求人件数は増加した一方、失業者数は25万人減少しました。
労働需要と供給の不均衡が続いており、1,070万件を超える求人がまだ埋まっていない一方、失業者は570万人にとどまっています。
FRB(連邦準備制度理事会)のジェローム・パウエル議長は、賃金の上昇圧力を和らげてインフレを抑制するため、労働市場が冷え込む必要があると述べています。
9月の米国の求人件数は意外にも再び増加しており、FRBが労働市場を冷やすために積極的な取り組みを進めているにもかかわらず、労働市場は想定以上に過熱した状態が続いていることを示しています。一方で、失業者数は25万人減少し、2020年2月(新型コロナウイルス流行前)の570万人という最低水準にほぼ並ぶ水準となりました。
求人件数は1,070万件を超え、失業者は570万人であることから、求職者1人当たりの未充足の求人は約1.9件に上り、労働需要と供給の不均衡が続いていることを示しています。最新の数値により、インフレに直面するなかでFRBがより緩和的な姿勢へと転換する可能性は、再び低下しました。パウエルFRB議長は、賃金の上昇圧力を和らげ、ひいてはインフレを抑制するために労働市場を冷ます必要があると繰り返し強調してきましたが、この目標は現時点でなお達成されていません。



