退職の連鎖を食い止める戦略:働く世界の注目トレンドTOP 5

Office workers are seen at a largely empty central business district as Singapore returns to the work-from-home regime due to surging cases in the coronavirus disease (COVID-19) outbreak, in Singapore September 27, 2021. REUTERS/Edgar Su
The quitting contagion is a very real phenomenon, and it can happen to just about any company.Image: REUTERS/Edgar Su
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  • 今週の「World of Work」では、アデコグループが従業員の離職増加と、働く人々が燃え尽き症候群とどう向き合っているかを取り上げます。

  • また、年齢を履歴書に記載しない中高年の労働者や、キャリア移行支援サービスの利点についても考察します。

今週は、退職の連鎖と「大退職時代」、履歴書で年齢を隠す中高年の労働者、休暇を意識的に過ごして燃え尽き症候群に対処する方法、キャリア移行支援サービスの利点を取り上げます。働く世界の今週のトレンドをご覧ください。

まず、1人の従業員が辞めます。

次にもう1人。その次もまた1人。

退職の連鎖は現実に起きている現象で、ほぼどの企業でも起こり得ます。この連鎖をどうすれば食い止められるでしょうか。

今週、ほかに注目すべきことは何でしょうか。

チームのメンバーが一日をどう過ごしているか、把握していますか。調査によると、ほとんどの管理職は把握していません。

「キャリア移行支援サービス」への投資は、支出1ドル当たり2.60ドルを政府にもたらす可能性があると、調査で明らかになりました。

ロボットが倉庫作業員の不足を解消するのは、まだまだ先になりそうです。

オミクロン株は、世界経済の回復をめぐるすでに高い不確実性をさらに高めていると、OECDは警告しています。

今週見逃せない主要ニュースを、まとめてお伝えします。

#1. 退職は連鎖する。その広がりを食い止める方法

あなたの会社で従業員が1人、退職を申し出ます。次にもう1人。その次もまた1人。

退職の連鎖は現実に起きており、低賃金や不十分な経営が原因の企業だけで起こるわけではありません。パンデミックの間、人々は周囲の人の動向を手がかりに意思決定する傾向が強まっています。

「私たちはとても社会的な生き物で、周りの人々の動向を手がかりにする傾向があります」と、人事コンサルティング会社LHHの組織心理学者で最高イノベーション責任者を務めるメアリー=クレア・レース氏は述べています。

同じようなスキルを持つ同僚が仕事を辞めるのを見て、労働者はそれを、求人が豊富にあり、成長の余地もあるというサインと受け取ることがあります。リーダーが従業員の状況を把握できていないなら、リーダーシップ戦略を見直す必要があります。

士気を確認し、職場の人間関係に目を配り、業務の引き継ぎについて現実的に考え、従業員に投資することは、いずれも人材の流出に大きな違いをもたらします。キャリアアップへの需要が高いことを考えれば、なおさらです。

「キャリアアップへの需要は非常に高く、組織はそうした機会を提供する必要があります」と、レース氏はINCに語りました。「提供しなければ、本人はほかの場所に機会を探しに行くでしょう。」詳しくはこちらをご覧ください。

仕事を辞める人がますます増えています。Image: マッキンゼー・アンド・カンパニー

#2. 労働者はどこへ行ったのか

元ラグビー選手のマイク氏は、まだ引退するつもりはありません。しかし、フィンテック企業で事業開発部門の上級職として働く現在の仕事は、彼が思い描いていたものとは少し違います。Zoom会議が次々と続き、頭が冴えて眠れなくなりました。

「自分の子どもたちが1日10~11時間画面の前に座っていたら、機器を戸棚にしまい込みます」と、姓を明かさないよう求めたマイク氏はフィナンシャル・タイムズに語りました。「仕事から楽しさがすっかり失われてしまいました。」

それに友人の突然の死と、妻の多発性硬化症(MS)の進行も重なり、彼は人生の意味についてますます考えるようになりました。

「墓碑に『マイクは一生懸命働いた』と刻まれているのは、見かけないでしょう」と彼は言います。「人生の中で立ち止まって考える時間を作りたいのです。」

その代わりにマイク氏は退職を申し出て、パートタイムのコンサルタントから、園芸を職業にすることまで、選択肢を検討しています。今年、感染を避けるため、育児に対応するため、あるいは単に家族と過ごすため早期退職するために、労働市場から離れる専門職は少なくありません。労働供給への衝撃は、世界経済の回復を脅かしています。詳しくはフィナンシャル・タイムズをご覧ください。

#3. 年配の労働者が履歴書で年齢を隠している

年齢が仕事で不利になることはあるのでしょうか。キャリア半ばの労働者や年配の労働者は、職場で十分な支援を受けられていないと感じており、応募の過程における年齢差別を懸念する人が増えています。Working Wiseの新たな調査によると、45歳を超える労働者の44%が履歴書の年齢を変更していました。調査対象者の3分の1以上が、採用過程で年齢差別を経験したと答えています。

調査対象となった年配の労働者の過半数は、新しいスキルを学ぶことに意欲的である一方、雇用主から過小評価され、正当に認められていないと感じていると答えました。詳しくはWorking Wiseをご覧ください。

#4. 気候不安を抱える従業員を支援する方法

世界各地で自然災害の頻度が増しています。地球の気温は上昇しています。気候変動のニュースは、どこを見ても目に入ります。

「Nature Magazine」の調査によると、若者の約60%が、環境の破滅に対する慢性的な恐怖である気候不安を経験していました。そのうち45%は、気候不安が日常生活に影響していると答えました。

そうした不安は、徐々に職場にも広がっています。多くの労働者が、自分の仕事が大きな問題の一因になっているのではないかと考えています。しかし、職場でウェルビーイングや幸福を促進することは、持続可能な未来を築くことと両立できます。詳しくはPeople Managementのこちらをご覧ください。

#5. 燃え尽き症候群への対策の一つ:休暇の過ごし方を意識する

数々の研究が同じことを示しています。燃え尽き症候群が増加しています。

対策の一つは、仕事を休むことです。

心身を十分に回復させ、活力を取り戻すには、休暇をどのように過ごせばよいのでしょうか。

調査によると、休暇中に個人的な目標を立てる人は、目標を立てない人よりもずっと幸福を感じています。パジャマ姿で寝転んでテレビを見るのが最もリラックスできる方法に思えるかもしれませんが、過ごし方を意識することで、心身を回復させ、余暇を最大限に活用できます。詳しくはハーバード・ビジネス・レビューをご覧ください。

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