リーダーシップ・インサイダーズは、ビジネス界で最も思慮深く影響力のある人々が、キャリアやリーダーシップに関する時宜を得た問いに答えるオンラインコミュニティです。本日の問い「リモートで働きながら効果的に仕事をするために、どのような工夫をしていますか?」への回答は、Jive SoftwareのCEO、エリサ・スティールによるものです。
「ワークライフバランスをどう保っていますか?」とよく聞かれます。以前は答えが分からず、この質問をされると居心地の悪さを感じていました。バランスを実現する方法について私たちが語ることの多くは耳当たりがよいものの、現実になることはほとんどありません。実際、多くの人にとって、それを実現し、維持するのはとても難しいことです。でも今では、この質問にも気負わず答えられます。
ワークライフバランスというものは存在しないのだと、気づくようになりました。仕事での活動も、家族との時間も、地域社会での活動も含めて、私はただ自分の人生を生きています。それができるのは、リモートで働けるからです。他の働く人たちにも、同じ機会があるべきです。
何年もの間、達成すべきだと思い込んでいた理想的なワークライフバランスを実現しようとして、うまくいきませんでした。思いつくことは何でも試しました。さらに悪いことに、周りの人たちは皆、いかにうまく実現できているかを話しているように見えました。人生のバランスを取ろうとするのをやめて初めて、すべてが腑に落ちました。私は新しい心構えを身につけました。その時々に、しっくりくることをすればよいのです。そして、こんな問いに正直に答えるようになりました。「今、私がすべき最も大切なことは何だろう?」
その問いにはすぐに答えられると分かり、答えを実行に移す必要がありました。たとえば、月曜日に子どもたちの活動に参加できるよう、日曜日にプレゼン資料を作ることもあります。水曜日の日中に、医師の診療所の外に車を停め、車内で仕事をすることもあります。仕事で2週間続けて出張し、その後、家族と一緒に過ごす時間を確保するため、週末を含めた長めの休暇を計画することもあります。現実には、家族も仕事も、どこへ行くにも私と一緒です。物理的な居場所が、適切な時に適切な場所にいることの妨げになることは、少なくなっています。
昨年、週のうち少なくとも一部をリモートで働く従業員の割合は、43%に上昇しました。米国ではこの割合が、ほぼ2倍に達しているのが、営業・マーケティング職と経営幹部です。さらに、固定のデスクを持たない従業員は、世界の労働人口の80%を占めています。より柔軟に事業を進めるには、誰もが常につながり、生産性を保てる適切なツールを確実に使えるようにする必要があります。
グローバル企業のCEOとして、私は時差や国境を越えて従業員、顧客、パートナー、株主と仕事をするため、出張することがよくあります。今日、こうした働き方は多くの職種に当てはまります。だからこそJiveは、従業員の間にコミュニティ、つながり、透明性を重んじる文化を育むことに力を注いできました。自社製品を活用し、ブログ、動画、アンケート、ディスカッションフォーラム、グループ、チームを使ってコミュニケーションを取っています。これにより物理的な場所の隔たりが薄れ、組織全体に一体感が生まれます。これは、私が不在の間もチームとの足並みをそろえるのに役立つだけでなく、世界各地の従業員がよりよく協力し合う助けにもなっています。
600人の同僚と仕事を進めるために毎日Jiveを使うのと同じように、家族と一緒に家にいないときも、家族とのつながりを保つためにテクノロジーを活用しています。10代の子どもたちは、対面で話すときよりも、SkypeやFaceTimeではよく話し、相手の目を見ることも多いと感じます。


