ジェシカ・ポインティングは、面接の受け方を心得ている。
ハーバード大学3年生の彼女は、Google、Apple、Facebook、Microsoft、McKinsey、Bain、Goldman Sachs、Morgan Stanleyなどからインターンのオファーを受けた。
コンピューターサイエンスと物理学を専攻する彼女は、ソフトウェアエンジニアリング、データサイエンス、プロダクトマネジメント、コンサルティング、投資銀行業務、トレーディング、クオンツファイナンスの職種でオファーレターを受け取っている。
どうすればそれができるのだろうか。彼女は、準備を怠らず、そして落ち着いて臨むことが、面接で次々と成功を収めた理由だと語る。
ポインティングは、自身のブログで面接に役立つ最高のアドバイスを公開した。「Optimize Guide」は、高校生や大学生向けに学習やキャリアのアドバイスを掲載している。Business Insiderは許可を得て、彼女のアドバイスを以下に紹介する。
1. 事前にしっかり準備する
ポインティングは、面接を受ける前に必ず勉強した。
「インターンの面接を授業のように考えました。本を読んで勉強し、試験(つまり面接)の前に練習問題を解いたのです」と彼女は話す。「業界ごとに、定番の本があるものです」。そうした本は、面接で出そうな話題を扱い、練習問題も掲載しているため、求職者の準備に役立つ。
たとえば、ソフトウェアエンジニアリングの面接には、彼女はGayle Laakmann McDowell著『Cracking the Coding Interview』を勧めている。一方、コンサルティング職を目指す人は、Marc Cosentino著『Case in Point』を復習するとよい。
2. 問題解決のための手順を身につける
面接の緊張から、採用担当者との会話中に頭が真っ白になることはよくある。
だからこそポインティングは、問題解決の考え方を身につけることが大切だと言う。
彼女がソフトウェアエンジニアリングの面接で質問に答える際に使った手順は次のとおり。
- 質問を言い返し、内容を理解し、必要な情報をすべて把握しているか確認する。
- 関数の入力と出力を明確にする。前提を確認する。
- 問題を解く方法を提示する。
- その方法のトレードオフを説明する。
- 解決策をコードにする。
- 一般的なテストケースで解決策をテストする。
- いくつかの境界ケースでも解決策をテストする。
彼女は、コンサルティングの面接で使う手順も次のように整理した。
- 質問を言い返し、内容を理解し、必要な情報をすべて把握しているか確認する。
- ケースの目標を説明し、ほかに目標があるか尋ねる。
- 不明点を確認する質問をする。アイデアを出し、解決策を考える。
- 回答を整理し、構成する。計算をしたら、算出した数値が何を意味するのか説明する。
- 最後にケースの要点をまとめる。
「この手順に従えば、面接を成功させるために伝えるべきことをほぼすべて押さえられます」とポインティングは話す。「コンサルティングでは、計算した数値から示唆を引き出すことが、優れた候補者と非常に優れた候補者の差になります」。
3. 練習し、戦略を立てる
「面接の前に、面接に近い環境で練習することがとても大切です」とポインティングは話す。「大学が模擬面接を実施しているなら、ぜひ受けてください。企業が模擬面接を提供することもあります。Refdashのように、無料の模擬面接を提供するサービスもあります。機会があれば必ず練習面接を受けましょう」。
可能であれば、「本命の面接」は最後に予定するよう、ポインティングは勧めている。そうすれば、それまでに受ける面接をすべて練習の機会にできる。
4. 代替案を用意する
大事な場面で、どうすれば冷静さを保てるだろうか。
ポインティングは、代替案を考えておくよう勧めている。仕事やインターンの機会がなくなった場合に備え、常に別の道を用意しておくべきだ。
「夏の仕事の面接を受けるのに、夏の予定を何も考えていなければ、おそらくずっと大きなストレスを感じるでしょう」とポインティングは話す。「一方、すでにオファーを受けていたり、夏に何をするか(たとえば旅行するなど)漠然とでも考えていたりすれば、面接の重要性はそれほど高くありません。選択肢が多いほど、面接でも落ち着いて臨めますし、採用される可能性も高まります」。
自分にかかるプレッシャーを減らすためにも、必ず代替案を描いておこう。
5. 時間をかける
面接のプロセスは、採用担当者と話す時間を確保するだけではない。読書や練習、場合によっては移動にも時間を割く必要がある。
「面接のために12週間で6回以上、国内を横断して移動し、飛行機の中で約80時間を過ごしました」とポインティングは話す。「インターン探しに十分な時間を割けるよう、スケジュールを確認してください。毎日数時間は面接の練習に充てましょう。私は毎朝、いつもの朝の習慣を終えた後に練習する時間を予定表に入れていました」。
6. 質問集を作る
ポインティングは、面接のたびに、求職者が質問と解答を書き留めるほか、自分の強みや改善できる点も記録しておくよう勧めている。
「ソフトウェアエンジニアリングの面接で、特定のデータ構造を見落としたことがありました。それを使えば、もっと効率的な解決策を提示できたはずです。私はそのことをメモしておき、後の別の面接で、そのデータ構造を使える質問に出会いました」と彼女は話す。「ケースや問題を十分にこなせば、パターンに気づけるようになり、問題を解く自信とスピードが増していきます」。
7. 行動面接の質問を軽視しない
業界特有の質問だけに集中してはいけない。ポインティングは、面接を受ける人はよくある行動面接の質問への回答も準備しておく必要があると言う。
「行動面接の質問は通常、リーダーシップ、チームワーク、困難、成功といったいくつかのカテゴリーに分けられます」と彼女は話す。「それぞれのカテゴリーに当てはまる自分の経験を見つけてください。その経験と詳細を書き出しておくことも大切です。面接の前に行動面接の質問への答えを書いておきましょう」。


