専門家を見分ける方法――本物の専門家が解説

It’s relatively easy to express certainty in language without having any sort of expertise to back it up.
It’s relatively easy to express certainty in language without having any sort of expertise to back it up.Image: Pexels/mentatdgt
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  • 研究によると、人は自分の考えを強い確信をもって述べる人の専門性を信頼しがちです。

  • 真の専門家は、自分の分野に特有の概念や用語を使い、聞き手のニーズに合わせて伝え方を調整できます。

  • 話を聞いている相手が専門家なのか、それとも自信たっぷりに話す人にすぎないのかを見極める5つの方法を紹介します。

専門家らしく見える人の話を聞いたのに、実は何も分かっていなかったと気づいた経験はありませんか?あるいは、同僚が当たり前のことを見下すような口調で説明してきて、うんざりしたことはないでしょうか。専門性の表れ方は、自信の表れ方とよく似ています。そして、マンスプレイニングというステレオタイプがあるものの、これは性別に関係なく起こります。ただし、コミュニケーションのスタイルは性別によって異なる傾向があります。

誰かが自分の考えを強い確信をもって述べると、私たちはその人が事情をよく分かっていると思い、信じがちです。そして多くの場合、その判断は正しいでしょう。話し方には、知識を反映するさまざまな手がかりがあります。しかし、裏付けとなる専門知識がまったくなくても、言葉で確信を示すのは比較的簡単です。私は20年以上にわたり、人々が自分の考えを言葉を通じてどのように伝えるかを研究してきました。そこには、言説の中で専門性や自信をどう示すかも含まれます。

専門家は何について確信を持てないのかを正確に把握していることがあります。一方、非専門家は、信じていれば、まったくのナンセンスを自信満々に主張することがあります。信じていないのにナンセンスを主張するのが得意な人さえいます。人を欺くことで利益を得られる政治的なキャリアや、その他の利害に役立つことがあるからです。

誤情報が広まりやすい世界では、本物の専門性が重要です。話を聞いている相手が専門家なのか、それとも自信たっぷりに話す人にすぎないのかを判断するため、自分に問いかけたい5つの質問を紹介します。

1. この人が専門家である可能性はどのくらい高いか?

その人の経歴、考えられる動機、今の会話における技能や目的を考えてみましょう。思いもよらない分野で、本物の専門知識を持つ人もいます。しかし、その人について知っていることと、本人が主張する専門性との間に関係が見いだせないなら、実際にはほとんど知らない話題について、ただ自信過剰になっている可能性があります。

研究では、人生の経歴に関する事実や実績評価など、客観的な指標によって本物の専門性を見極めることができます。たとえば、専門家は初心者とは異なり、複雑な事実を記憶する力だけでなく、認識や分類の仕方も異なります。日常生活では、相手の経歴を知ることで、その人の発言を適切な慎重さをもって受け止められます。

2. この人は普段、どのようにコミュニケーションを取るか?

人々のコミュニケーションのスタイルは異なります。習慣的に人の話を遮り、会話を支配しようとする人もいます。一方、よく耳を傾け、十分な根拠があるときだけ意見や見解を述べる人もいます。

医療現場では、話すことより聞くことを優先する、注意深く耳を傾けるスタイルが、医師と看護師のより良い連携につながり、患者へのケアの質を高めることがあります。

ときには、口数の少ない人の声に耳を傾けるのが賢明です。話し続ける人より、付け加える価値のある意見を持っているかもしれません。

3. その人は詳しく説明するか?

大まかなことを言うのは簡単です。専門家はより多くの詳細を知っており、求められれば説明できますが、本当の知識がない人は表面的な話にとどまらざるを得ません。同じ一般論を繰り返すだけで、詳しく説明できないこともあります。そこには別の問題もあります。メッセージが何度も繰り返されると、やがて信じてしまうのはごく自然なことです。COVID-19については、研究によると、人々は繰り返し伝えられる誤情報を信じます。特に、あまり知られていない側面についてそうです。

真に知識のある人は、自分の専門分野について柔軟かつ流暢に話すことができます。Image: Pexels/fauxels。

4. その話題について、本当に確かなことはあるのか?

自分の目で見ていない出来事、科学実験で再現できない出来事、はるか昔に起きた出来事や未来に起きる出来事――いずれにも、当然ながらある程度の不確実性が伴います。専門家は、適切に確実性の限界を認めます。必要に応じて、「たぶん」や「可能性がある」といった不確実性を示す言葉を使います。

ここで重要なのは、「私には分からない」と「それは不確かだ」の違いです。非専門家は、入手できる事実を知らないにすぎません。一方、専門家は、目の前の問題について分かり得ることを把握しています。場合によっては、ある出来事が起きる可能性を明示することもあります。たとえば気候の専門家は、直近の天気予報で分かる範囲を超えて、異常気象を確実に予測することはできません。しかし、そうした現象の発生が過去にどのように増加してきたかを示し、それをもとに、将来の洪水などの発生確率を統計的に示すことはできます。

5. 情報を柔軟に伝えられるか?

Googleマップのような自動ルート案内システムと、友人から聞く道順の違いを考えてみましょう。友人なら、必要な情報だけを伝え、判断に迷いやすい地点では詳しく説明しつつ、すでに知っていると分かっている道順は省けるでしょう。自動システムにはそれができません。自動システムは「専門家」ではありません。実際の洞察力や知性を持たず、データベースから情報を取り出し、同じ表現を何度も使っているだけです。

真の専門家は、自分の分野の概念や用語(専門用語)を柔軟かつ自在に使いこなし、通常は、聞き手それぞれのニーズに合わせて伝え方を調整することもできます。

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