転職先に求めるものは?人々が次のキャリアに期待すること

new job Road signs providing directions.
What direction do you want a new job to take you?Image: Brendan Church/Unsplash
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  • LinkedInの報告書によると、新型コロナウイルス感染症のパンデミックにより、仕事に対する私たちの意識が変化しています。

  • 新しい仕事を探す人々は、優先事項を変えています。

  • パンデミック前と同様、候補者にとって最も重要なのは仕事と生活の調和です。

  • 一方、柔軟な働き方を望む人は12%以上増えています。

  • 新しい仕事を探す人々にとって、職場の文化もますます重要な優先事項となっています。

新型コロナウイルス感染症の発生によって世界中の何十億もの人々の働き方が一変してから、もうすぐ2年になります。

「世界の人材市場が、これほど大きく、これほど急速に変化したことはありません」。これは、LinkedInの新たな調査の結論です。この報告書では、従業員がキャリア設計について異なる考え方をするようになり、自分の仕事や働く場所、その理由について根本的な問いを投げかけている様子が詳述されています。LinkedInはこの時期を「大いなる再編」と呼び、誰もがあらゆることを再考しているとしています。

新しい仕事に求めるものを変えた新型コロナウイルス感染症

求職者の優先事項をまとめるにあたり、LinkedInは200カ国の会員に、仕事の機会を検討する際に最も重要な要素を5つ選ぶよう尋ねました。

パンデミック中、最も急速に優先度が高まったのは柔軟な働き方への希望で、2020年4月から2021年6月までに12.3%上昇しました。多くの企業が出社勤務やハイブリッド勤務への復帰を準備していた時期に、上昇のピークを迎えました。このことから、多くの従業員が、少なくとも一部の時間を在宅で働ける機会を重視していることがうかがえます。

LinkedInの報告書は、求職者の優先事項がどのように変化したかを示しています。Image: LinkedIn

包摂的な職場

多様な背景を持つ人々にとって包摂的な職場が重要であることも、キャリアの次の段階に進もうとする人々の間で、より重視されるようになりました。この優先事項は2020年4月から2021年6月までに7.3%上昇しました。LinkedInの調査によると、ブラック・ライブズ・マター運動への支持が広がるにつれて、この重要度が急上昇しました。

パンデミック初期、求職者全体で最優先だったのは仕事と生活の調和であり、今もその位置を保っています。ロックダウンや学校閉鎖、渡航制限によってリモートワークがはるかに一般的になるにつれ、仕事と私生活のバランスを取りたいという希望は一段と強まりました。2020年4月から2021年6月までに、優先度の伸びは3番目に大きくなりました。

2021年6月時点で、LinkedInの「タレント・ドライバーズ調査」によると、求職者全体にとって最も重要な優先事項は、仕事と生活の調和、報酬と福利厚生、同僚と職場文化でした。

従業員の優先事項と雇用主の実績との間に隔たりがあることが、LinkedInの調査で明らかになりました。Image: LinkedIn

上のアニメーション図が示すように、柔軟な働き方やリモートワークの結果の一つとして、在宅勤務をする従業員は仕事と生活の調和を保つのに苦労しています。報告書は、企業は「従業員が終わりのないデジタル勤務によって燃え尽きないよう」、職場文化を適応させる必要があると述べています。

燃え尽きの兆候が9%増加し、従業員の幸福度が3%低下したことを示すデータを踏まえ、報告書は「企業は最も重要な点で期待に応えられていない」と指摘しています。仕事と生活の調和に大きな隔たりがあることに加え、従業員は、報酬と福利厚生に関する優先事項にも雇用主が応えられていないと答えました。

変化する力関係

LinkedInの報告書によると、経済回復が進むなか、あらゆる分野で人材需要が高まっています。

採用ブームと限られた人材プールにより、雇用主は優秀な人材の獲得競争に直面し、最も有望な求職者からより多くの要求を突きつけられることになります。LinkedInのチーフエコノミスト、カリン・キンブロー氏は、「企業は力関係が変化したことを認識する必要があります。労働者はさまざまな面で、企業にさらなる対応を求めるようになります。候補者は働く場所をこれまで以上に慎重に選び、労働者は自分の希望をより率直に伝えるようになっています」と述べています。

公平な仕事の未来を築く

世界経済フォーラムの新しい仕事の基準に関するパートナーシップは、健康で、しなやかで、公平な仕事の未来の構築を目指す、世界規模の業界横断型イニシアチブです。パンデミックが人々の働き方にもたらした混乱を踏まえ、このパートナーシップでは、雇用主が協力して働き方を見直し、リモート、オフィス出社、ハイブリッドのいずれの環境で働く従業員にも、より人間を中心に据えた仕事の基準を推進する可能性を探っています。

新型コロナウイルス感染症のオミクロン変異株が今、世界中で急速に広がっているなか、従業員は仕事において今後も不確実な状況に直面する可能性があります。LinkedInの調査が示すように、雇用主は、これからの労働力を採用しようとするなかで、求職者の優先事項に応えるよう、ますます強く求められるでしょう。

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