キャリアを始めたばかりのときも、新しいプロジェクトや分野に移るときも、経験が足りないと感じるかもしれません。自分は場違いな人間だと感じることさえあるでしょう。アパレル業界での経験がなかったSpanx創業者のサラ・ブレイクリーは、現在の数十億ドル規模の会社を立ち上げました。彼女は「業界で最も経験があったわけでも、最も資金があったわけでもありません。でも、誰よりも熱意を持っていました」と、語りました。
自分で思っている以上に、あなたには経験があります。これまでの経験を認め、成功に必要な力が自分にあると自信を持つための5つの方法を紹介します。

1. 無給の経験も、有給の経験と同じように評価する。
ボランティアの経験は、有給の仕事で得た経験と同じくらい価値があります。仕事の報酬を受け取っていないからといって、経験を積んでいないわけではありません。
履歴書では、無給の仕事やボランティア活動を「その他のリーダーシップ経験」という項目に記載することを検討しましょう。会話では、報酬の有無に焦点を当てないでください。経験を伝えるときは、金銭的な価値ではなく、学んだことの価値を伝えましょう。
2. 学びも経験の一つと考える。
教育を通じて、実践的な知識と理論的な知識を身につけます。また、考え方を学ぶことは、専門性と経験を築くための基盤になります。
教室を職場のように考えてみましょう。報告する相手(教授)と同僚(仲間である学生)がいます。人と一緒に働くとはどういうことかを経験できる機会です。それは仕事そのものより難しいこともあります。
3. 他の分野でも活かせるスキルを見つける。
別の分野や業界への転身を考えているなら、自分にないものではなく、持っているものに目を向けましょう。別の場面でも活かせるスキルに注目してください。
他の分野でも活かせるスキルを見つけるには、自分の能力を書き出し、より広い視点で捉え直しましょう。その能力は、対人スキルやコミュニケーションスキル、プロジェクト管理スキルといった、より広いスキルの一部かもしれません。たとえば、政府間連絡担当者として複数の機関の間に立って仕事をしているとします。その経験から得られる、より広く活かせるスキルは関係構築・管理です。ビジネスや顧客サービスにも応用できます。
視野を狭めないでください。自分のスキルが全体の中でどう活かせるかを考えましょう。
4. 生涯学び続ける。
どれほど頭がよくても、その分野で何年働いていても、すべてを知ることはできません。どんな機会にも、新しいことを学ぶ必要があります。周囲の人も皆、学び続けています。生涯学び続ける姿勢を身につけましょう。アルバート・アインシュタインはこう述べています。「学ぶことは経験です。それ以外のすべては、ただの情報にすぎません。」
5. 外部の人だからこそ持てる強みを認める。
初めて取り組むことには、競争上の優位性があります。その分野に長く携わっている人とは異なる枠組みで物事を見るからです。自分ならではの知識を活かし、イノベーションを促す新たな視点を提示しましょう。
EYグローバル会長兼CEOのマーク・ワインバーガーはこう語ります。「学位があなたを定義するのではありません。あなたの可能性を広げるものです。」彼は政治学を学ばずに、政府で何年も働きました。現在、ワインバーガーは世界的なプロフェッショナルサービス企業を率いています。弁護士であり、経済学者としての訓練も受けました。自分のスキルと経験を活かして、成功をつかみましょう。
自分自身や、これまでの教育・職務経験のすべてを変えようとする必要はありません。今あるものを活かして、独自の価値を加えましょう。
あなたには経験があります。この5つの方法を通じて自分の経験を認識し、能力に見合った自信を持ちましょう。自分には成功に必要な力があると、周囲に伝えてください。


