スラックティビズムは、現実世界での活動に参加していないことを意味しない

FILE PHOTO: People holding mobile phones are silhouetted against a backdrop projected with the Twitter logo in this illustration picture taken September 27, 2013. REUTERS/Kacper Pempel/Illustration/File Photo - S1AEUIXLWVAA
“Slacktivism” is a frequent way to describe young people’s political activity on social media.Image: REUTERS/Kacper Pempel
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政治的・社会的な課題に関する動画をソーシャルメディアで共有する若者は、その課題を前進させるための現実世界での活動にも参加する可能性が高いことが、新たな研究で示唆された。

この新たな研究は、ソーシャルメディア上での若者の政治活動を表す言葉としてよく使われる「スラックティビズム」という見方に異議を唱えている。

これは「逆スラックティビズム効果」を示す初期段階の証拠だ……

「スラックティビズムという言説を支持する人々は、署名や動画の共有といったソーシャルメディア上の手軽な方法で政治に参加することで、若者は自分がいかに徳の高い人間かをネットワーク上の人々に示し、その結果、集会への参加や非営利団体でのボランティアのような、より難しいオフラインの行動をしなくて済むと主張します」と、筆頭著者でミシガン大学コミュニケーション学部の博士課程に在籍するダン・レーン氏は述べる。

レーン氏と共著者でコミュニケーション学准教授のソニア・ダル・シン氏は、大学生178人に社会課題に関する動画を3本見せた後、動画のうち1本を自分のFacebookタイムラインで公開投稿するか、第三者のFacebookタイムラインに匿名で投稿するかを無作為に割り当てた。

参加者はその後、自分が共有した動画の社会課題を支援するために、ボランティアや寄付、その他の行動に参加する意思があるかを回答した。

社会課題に関する動画を公開で共有した参加者は、匿名で共有した参加者よりも、ボランティアに参加する意欲が高かった。レーン氏によると、これは「逆スラックティビズム効果」を示す初期段階の証拠であり、共有を通じて社会課題への支持を公に示すと、その後さらに行動を起こす意欲が低下するどころか、高まる可能性を示している。

さらに、公開での共有が若者のボランティア意欲に及ぼす影響は、普段ソーシャルメディアで社会問題に関わっていない人で最も大きかった。レーン氏によると、これは、社会課題に関する動画をソーシャルメディアで共有することが、ふだん社会課題に関わらない若者にとって、参加への一つの道筋となる可能性を示唆している。

研究結果は学術誌「Information, Communication & Society」に掲載された。

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