米国人のニュース源として、ソーシャルメディアが紙の新聞を上回った。米国の成人の5人に1人が、ソーシャルメディア経由で頻繁にニュースを得ていると答えた。この割合は、紙の新聞から頻繁にニュースを得る人の割合(16%)をわずかに上回り、ピュー・リサーチ・センターがこの質問を始めて以来、初めてのこととなった。2017年には、ソーシャルメディア経由でニュースを得る人の割合は、紙の新聞からニュースを得る人の割合とほぼ同じだった。

ソーシャルメディアが紙の新聞をわずかに上回った背景には、長年にわたる着実な減少を経た新聞発行部数と、ソーシャルメディアを利用する米国人の割合の緩やかな上昇がある。今年初めに実施された、ピュー・リサーチ・センターの調査による。
全体として、ニュースを得る手段として最も人気があるのは依然テレビだが、2016年以降、その利用は減少している。次に多い情報源はニュースサイトで、ラジオ、ソーシャルメディア、紙の新聞と続く。ニュースサイトまたはソーシャルメディアのいずれかのから頻繁にニュースを得る米国人の割合を合算してオンラインニュースの利用を見ると、ウェブはニュース源としてテレビに迫っている(成人の43%がニュースサイトまたはソーシャルメディアから頻繁にニュースを得ているのに対し、テレビは49%)。
調査で尋ねたテレビニュースの3種類のうち、最も人気があるのは地元テレビで、37%が頻繁にそこでニュースを得ている。ケーブルテレビのニュースを頻繁に見る人は30%、全国ネットの夜のニュース番組を頻繁に見る人は25%だった。
今回初めて、テレビに接続したストリーミング機器からニュースを得ているかどうかも尋ねた。米国の成人の9%が、頻繁にそうしていると答えた。テレビニュースをストリーミングで見る人と、地上波テレビでニュースを得る人には大きな重なりがある。ストリーミングテレビから頻繁にニュースを得る人の過半数(73%)は、地上波またはケーブルテレビからも頻繁にニュースを得ていると答えた。

若年層と高齢層では、ニュースの接し方が大きく異なる。年齢による差は、以前から顕著だったが、今では大幅に拡大している。65歳以上は18~29歳に比べ、テレビから頻繁にニュースを得る可能性が5倍高い。65歳以上の大多数(81%)がテレビから頻繁にニュースを得ており、50~64歳でも約3分の2(65%)に上る。一方、テレビニュースを見る若年層ははるかに少なく、18~29歳では16%、30~49歳では36%がテレビから頻繁にニュースを得ている。
ソーシャルメディアでも年齢による差はほぼ同じ大きさだが、方向は逆だ。18~29歳は、65歳以上に比べ、ソーシャルメディアから頻繁にニュースを得る可能性が約4倍高い。
紙の新聞が人気を保っているのは、65歳以上に限られる。最も年齢の高い層では約10人に4人(39%)が紙の新聞から頻繁にニュースを得ているが、ほかの年齢層ではいずれも18%以下だ。
オンラインのニュースサイトは、30~49歳でより人気がある。この年齢層の約10人に4人(42%)が、ウェブサイトやニュースアプリから頻繁にニュースを得ている。18~29歳では約4分の1(27%)がニュースサイトからニュースを得ており、この年齢層で2番目によく利用されるニュース媒体となっている。この最も若い成人層では、ソーシャルメディアが最も人気のあるニュース媒体で、36%が頻繁にそこでニュースを得ている。ニュースサイト、テレビ(16%)、ラジオ(13%)、紙の新聞(2%)を上回る。
若年層の米国人は、年長層の大多数がテレビに頼るように、ひとつの媒体に依存しない点でも特徴的だ。18~29歳、30~49歳のいずれの年齢層でも、特定のニュース媒体から頻繁にニュースを得る人は半数以下にとどまる。
