最近、Googleストリートビューに自宅や近隣地域を掲載させまいとする人々の事例が相次いでいるのとは対照的に、フェロー諸島が直面しているのは逆の問題です。自国をどうすれば地図に載せられるのでしょうか。
諸島の地図作りに関して、Googleは積極的に動いていません。そこで、観光客にも地元住民にも役立つよう、観光サイト「Visit Faroe Islands」は、自ら行動を起こすことにしました。

フェロー諸島という名は「羊の島々」を意味し、羊もたくさんいることから、羊の背中に360度カメラを取り付け、草を食む羊たちに、息をのむような眺望と険しい景観が広がる18の島からなる諸島の道路や田園地帯を記録してもらおうというアイデアが生まれました。
撮影した画像は携帯電話に送信され、その後Googleストリートビューにアップロードされました。
シープビューは、島々の最大級の天然資源の一つを活用し、持続可能な方法で地図を作成しただけでなく、Googleに注目を促すゲリラ戦術としても成功しました。インターネット大手のGoogleは、ブログ記事でフェロー諸島の取り組みを大変気に入ったと表明し、今では地元住民の活動に協力しています。
2016年夏、Googleマップのチームが諸島を訪れました。地元コミュニティには、同社のトレッカー端末の一つと360度カメラが提供されました。これにより、羊だけでなく、自転車や馬、カヤック、ボートも地図作りに参加できるようになりました。協力を希望する観光客は、空港で360度カメラを借りることができます。

