航空業界、新型コロナウイルスによる国際渡航の停止で「史上最悪の年」に

Grounded Boeing 737 MAX aircraft are seen parked at Boeing facilities at Grant County International Airport in Moses Lake, Washington, U.S. November 17, 2020.
International passenger demand dropped 75.6% and domestic demand fell 48.8 percent below 2019 levels.Image: REUTERS/Lindsey Wasson
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  • 各国政府がコロナウイルスの感染拡大の管理と抑制に動く中、新型コロナウイルスにより国際渡航が停止している。

  • IATAによると、有償旅客キロ(RPK)で測定した世界の旅客輸送量は、2019年と比べて65.9%減少した。

  • 最悪のシナリオでは、新たな変異株の出現により、回復は2020年の水準より13%上回る程度にとどまる可能性がある。

2020年、新型コロナウイルスのパンデミックにより国際渡航はほぼ完全に停止し、航空業界は「航空旅客需要にとって史上最悪の年」と表現する事態に見舞われた。国際航空運送協会(IATA)によると、有償旅客キロで測定した世界の旅客輸送量は2019年比で65.9%減少し、国際線の旅客需要は75.6%、国内線の需要は2019年の水準を48.8%下回った。

「昨年は大惨事だった。これ以外に表現のしようがない。北半球の夏季に見られた回復は秋に停滞し、年末の休暇シーズンには、新たな感染拡大と新たな変異株の出現を受けて、より厳しい渡航制限が課され、状況は劇的に悪化した」。IATAのアレクサンドル・デ・ジュニアック事務局長兼CEOはこう述べた。

事態をさらに悪化させているのは、この前例のない危機に終わりが見えないことだ。2月上旬時点でも国際渡航に対する厳しい制限が続いており、IATAは2021年も打撃を受けた旅客航空会社にとって、さらに厳しい年になると予想している。「今日の世界は、過去12カ月のほぼどの時点よりも厳しく封鎖されており、旅客は急速に変化し、世界的に調整されていない極めて複雑な渡航制限に直面している」とデ・ジュニアックは述べ、政府に対して業界の存続を支援するよう求めた。

以下のグラフが示すように、IATAは、より楽観的なシナリオであっても、2021年の航空旅客需要は2019年の水準のわずか50%にしか回復しないと予測している。ウイルスの新たな変異株が引き続き広がれば、事態はさらに悪化し、回復は2020年の水準より13%上回る程度にとどまり、業界の旅客需要は2019年の38%の水準にとどまる可能性がある。

IATAは、2021年の航空旅客需要が2019年の水準のわずか50%に回復すると予測Image: Statista
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