沈黙を破る:気候変動報道を増やそうと奮闘するジャーナリストたち

People hold up signs as they take part in a climate strike after the five-day Summer Meeting in Lausanne Europe (SMILE) of the Fridays for Future movement in Lausanne, Switzerland August 9, 2019. REUTERS/Denis Balibouse - RC1C431AA8F0
“The Garden of Eden is no more".Image: REUTERS/Denis Balibouse
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英国の博物学者でベテラン放送人のデイビッド・アッテンボロー卿は、今年の世界経済フォーラム年次総会でこう語りました。「エデンの園は、もはや存在しない。私たちは世界を大きく変えてしまい、科学者たちは、今や新たな地質時代、すなわち人新世(人類の時代)に入ったと言っています。」

ダボスで語られた気候変動についての言葉は世界中の人々の心に響きました。もちろん、彼のテレビ番組も同様です。シリーズ「Our Planet」は4月、英国でNetflixの最も視聴された番組となりました。

それでも、アッテンボロー卿のような声を大手メディアで広く届ける機会は、あまりに少ないのが現状です。

新たな取り組み「Covering Climate Now」によると、多くの報道機関は、気候変動を「視聴率を下げる要因」あるいは視聴者には理解しにくいほど複雑な話題と捉え、この問題にふさわしい一面記事や放送時間を割いていません。

重点的な報道

The NationとColumbia Journalism ReviewがThe Guardianと提携して共同設立したこのプロジェクトは、「ニュースメディアのあまりに多くの部分で長らく続いてきた気候変動をめぐる沈黙」を破ることを目指しています。

そのために、デジタル、テレビ、ラジオ、印刷媒体を問わず、あらゆる報道機関が気候変動報道をどう改善できるか、ジャーナリスト間の議論を促す計画です。

重要な第一歩として、国連の気候行動サミットが9月23日にニューヨークで開催されるのを前に、その週にこの問題を集中的に報道するよう、メディアに取り組みを求めています。

世界経済フォーラムの持続可能な開発インパクト・サミットは、2019年9月23~24日にニューヨークで開催されます。国連総会の期間中に開かれるこのサミットには、ビジネス、政府、市民社会、NGO、学界から、特に関連性と影響力の高いリーダーが集まり、世界が直面する最も差し迫った課題について協力し、取り組みます。

これまでに米国内外の60を超える報道機関が参加を表明しており、大手新聞社や放送局から、地方テレビ局、新聞社、デジタル媒体まで幅広く名を連ねています。

Image: Statista

「もう一つのニュース」にとどまらない

「私たちは、人々に何を書くか、何を放送するかを指図するためにここにいるのではありません」と、記しました。そう述べたのは、Covering Climate Nowの共同創設者であるマーク・ハーツガード(The Nationの環境担当記者)とカイル・ポープ(Columbia Journalism Reviewの編集者兼発行人)です。

「各報道機関に求められるのは、気候変動報道の量とその目立ちやすさを高めるため、誠実に努力することだけです。気候変動は数あるニュースの一つではなく、私たちの時代を左右する最重要のニュースであると、視聴者に明確に伝えるためです。」

気候変動の報道を増やすことで、一般の人々や政策立案者が情報を得て、より良い選択をできるようになることが期待されています。

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