最初のテキストメッセージが送信されてから25年。文字を入力して即座にやり取りするコミュニケーションは、今や私たちの生活に欠かせないものとなりました。現在、世界では1日あたり230億通、つまり毎分1,600万通のテキストメッセージが送信されています。60秒ごとに、メールは1億5,600万通、ツイートは45万2,000件、Googleへの検索クエリは350万件に上ります。
1992年12月3日、22歳の英国人エンジニア、ニール・パプワースは、英国ニューベリーで、当時Vodafoneの取締役だったリチャード・ジャーヴィスに世界初のSMS(ショートメッセージサービス)を送りました。メッセージには「メリークリスマス」と書かれていました。
残念ながら、当時最先端の端末だったジャーヴィスのOrbitel 901には、返信する技術がありませんでした。しかし、彼が受け取った季節の挨拶は、サミュエル・モールスが1844年に送った世界初の電報メッセージ「神のなしたもうことは、なんと素晴らしいことか」とは対照的に、明るいものでした。
このチャートが示すように、以来、私たちは大きく進歩してきました。

現在、人々がメッセージを送る数は、SMSよりも、インターネットを利用したサービスであるWhatsAppやFacebook Messengerを通じたもののほうが、ほぼ3倍多くなっています。しかし、SMS技術は今後もコミュニケーション手段として使われ続けるでしょう。SMSは、常時接続された、より小規模な携帯電話ネットワークの帯域幅を使います。そのため、災害時のように通信が集中し、通話やデータ通信に使われる回線が混雑して不安定になる状況でも、はるかに信頼性が高いのです。テキストメッセージは一時的に使えなくなることはあっても、なくなるわけではありません。
