食生活を変えることで平均余命が数年延びる可能性、新たな研究

A change in diet could add up to a decade in life expectancy.Image: Unsplash/Pavel Kalenik
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  • ナッツ類、豆類、全粒穀物をより多く含む食事で平均余命が延びる可能性があると、研究で示されました。

  • より健康的な食生活を促すため、研究者らは、特定の食品群を摂取する利点と影響を理解するのに役立つ新たなツールを開発しました。

概要:若年成人は、西洋型の食事から、ナッツ類、豆類、全粒穀物をより多く取り入れ、赤身肉や加工肉を減らした食事に切り替えることで、平均余命を10年以上延ばせる可能性があります。

出典:PLOS

米国の若年成人は、一般的な西洋型の食事から、豆類、全粒穀物、ナッツ類をより多く取り入れ、赤身肉や加工肉を減らした最適化された食事に切り替えることで、平均余命を10年以上延ばせる可能性があると、新たな研究が示しています。この研究は2月8日付でPLOS Medicineに掲載されました。ノルウェーのベルゲン大学のラース・ファドネス氏らによる研究です。

高齢者では、こうした食生活の変更による平均余命の伸びは小さくなると見込まれますが、それでも大きな効果が期待されます。

食は健康の基盤です。世界全体では、食事に関連するリスク要因により、年間1,100万人が死亡し、障害調整生存年(DALY)は2億5,500万年に上ると推計されています。今回の研究で研究者らは、既存のメタ分析と「世界の疾病負担」研究のデータを用いて、さまざまな食生活の変更が平均余命(LE)に及ぼす影響を即座に推定できるモデルを構築しました。

このモデルは現在、Food4HealthyLife計算ツールと呼ばれる一般公開のオンラインツールとしても利用できます(https://food4healthylife.org/)。

米国の若年成人について、モデルは、20歳から一般的な西洋型の食事を最適な食事へ継続的に切り替えた場合、平均余命が女性で10年以上(10.7年[不確実性区間:5.9~14.1年])、男性で13.0年(6.9~17.3年)延びると推定しています。

平均余命の伸びが最も大きいのは、豆類を増やす場合(女性:2.2年[1.0~3.4年]、男性:2.5年[1.1~3.9年])、全粒穀物を増やす場合(女性:2.0年[0.7~3.3年]、男性:2.3年[0.8~3.8年])、ナッツ類を増やす場合(女性:1.7年[0.8~2.7年]、男性:2.0年[1.0~3.0年])、赤身肉を減らす場合(女性:1.6年[0.7~2.5年]、男性:1.9年[0.8~3.0年])、加工肉を減らす場合(女性:1.6年[0.7~2.5年]、男性:1.9年[0.8~3.0年])です。

食生活を見直すことで、世界中の男女の寿命が延びる可能性Image: Unsplash/Maddi Bazzocco

60歳で一般的な食事から最適化された食事に切り替えた場合でも、平均余命は女性で8.0年(4.8~11.2年)、男性で8.8年(5.2~12.5年)延びる可能性があります。また、80歳の人でも、こうした食生活の変更により3.4年(女性:2.1~4.7年、男性:2.1~4.8年)延びる可能性があります。

「食品群ごとの健康効果の可能性を理解することで、実行可能で大きな健康上の改善を人々が実現できるようになるでしょう」と著者らは述べています。「Food4HealthyLife計算ツールは、臨床医、政策立案者、一般の人々が、食の選択が健康に及ぼす影響を理解するうえで役立つ可能性があります。」

ファドネス氏はさらにこう述べています。「これまでの研究では、個別の食品群や特定の食事パターンに関連する健康上の利点が示されてきましたが、ほかの食生活の変更が健康に及ぼす影響についての情報は限られていました。私たちのモデリング手法は、この隔たりを埋めました。」

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