世界の指導者らが結核撲滅に向けた新たな目標を約束

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  • 結核に関する国連総会(UNGA)ハイレベル会合において、世界の指導者らは、結核の流行を終息させるための今後5年間の新たな目標を盛り込んだ宣言を承認した。

  • 結核対策の世界的な取り組みにより、2000年以降7,500万人以上の命が救われてきたが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)や紛争の影響により、目標の達成には至らなかった。

  • 結核サービスへの資金は、2018年の64億ドルから2022年には58億ドルへと減少し、50%の資金ギャップが生じている。

結核に関する国連総会(UNGA)ハイレベル会合において、世界の指導者らは、結核の流行終息に向けた世界的な取り組みを前進させるため、今後5年間の野心的な新目標を盛り込んだ政治宣言を承認した。

目標には、結核の予防・ケアサービスを対象者の90%に届けること、結核診断の第一法としてWHOが推奨する迅速検査を用いること、結核患者全員に社会給付パッケージを提供すること、少なくとも1種類の新たな結核ワクチンを認可すること、そして2027年までに結核の実施および研究における資金ギャップを解消することが含まれる。

「何千年もの間、私たちの祖先は、結核が何であるか、何が原因か、どうすれば止められるかを知らないまま、結核に苦しみ、命を落としてきました」とテドロス・アダノム・ゲブレイェソス博士は述べた。「今日、私たちは祖先が夢にも思わなかったような知識と手段を手にしています。本日各国が承認した政治宣言と、各国が設定した目標は、それらの手段を活用し、新たな手段を開発して、結核の物語における最終章を書き上げることへの約束です。」

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2018年の目標に向けた進捗

2018年に設定された5年間の目標に対する進捗を総括したところ、WHOは、結核対策の世界的な取り組みによって2000年以降7,500万人以上の命が救われてきた一方で、主に新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックや続く紛争により結核サービスが深刻な混乱に陥ったことから、目標の達成には至らなかったと報告した。2018年から2022年の間に、治療を受けることを想定されていた4,000万人の結核患者のうち、治療に到達できたのは3,400万人にとどまった。結核予防治療については状況がさらに厳しく、予防治療の対象とされた3,000万人のうち、実際に治療を受けられたのは1,550万人だった。

低中所得国における結核サービスへの資金は、2018年の64億米ドルから2022年には58億米ドルへと減少し、必要な結核プログラムの実施において50%の資金ギャップが生じている。結核研究への年間資金は、2018年から2022年の間に9億米ドルから10億米ドルの範囲で推移したが、これは2018年に設定された目標のわずか半分にすぎない。

このことは、影響を受ける人々、特に最も脆弱な立場にある人々にとって、さらに重い負担となっている。現在も結核は、世界で最も多くの感染症死因の一つであり続けている:毎年1,000万人以上が発症しており、、さらに100万人以上がこの予防可能かつ治癒可能な病気で命を落としている。薬剤耐性結核は依然として抗菌薬耐性の主要な要因であり、毎年ほぼ50万人近くが薬剤耐性結核を発症している。

「世界の指導者が二度目となる結核対策での結束は、取り組みを加速させ、結核の流行に対処するだけでなく、より広範な健康と地域社会のウェルビーイングを守り、パンデミックへの備えを強化し、COVID-19パンデミックから得た教訓を活かせる保健システムを強化する機会をもたらします」とWHO結核対策プログラム部長のテレザ・カサエバ博士は述べた。「結核関連の経済的困窮を回避し、脆弱なグループにおける発症を防ぐことは、国内および国家間の不平等の縮小に役立ち、持続可能な開発目標の達成に貢献するでしょう。」

2020年から2021年にかけて結核の罹患率および死亡者数は増加したが、各国、WHO、パートナーによる協調的な取り組みにより、必須サービスの回復が進んでいる。

結核ワクチン促進評議会の発足

この歴史的な会合に先立ち、WHOのテドロス・アダノム・ゲブレイェソス事務局長は、新たな結核ワクチンの開発、認可、使用を促進するための結核ワクチン促進評議会を正式に発足させた。WHO事務局の支援を受ける同評議会は、2年の任期で輪番制により務める9名の閣僚級委員からなる理事会が主導する。また、同評議会には、民間セクター、科学者、フィランソロピー、市民社会を含む幅広い分野のステークホルダーとの相互作用および連携を支援するための下部組織も設置される。

BCGは現在、唯一認可されている結核ワクチンである。乳幼児および幼児における重症結核の予防について中程度の有効性を示しているものの、世界の結核感染の大部分(90%超)を占める思春期および成人を十分に保護することはできない。

同評議会は、公共、民間、フィランソロピーの各セクターにわたる革新的で持続可能な資金調達、市場ソリューション、パートナーシップの特定を目指している。アフリカ連合、東南アジア諸国連合(ASEAN)、BRICS諸国(ブラジル、ロシア連邦、インド、中国、南アフリカ)、G20、G7などのプラットフォームを活用し、新規結核ワクチンの開発と利用に向けた取り組みと関与を強化する。

知っておくべきこと:結核
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