ピーター・ガブリエルの「The Power of Your Heart」という曲があります。今年の世界心臓デーのテーマにぴったりです。9月29日、私たちは人々に行動を起こし、力を分かち合うよう呼びかけています。それは、家族や友人、地域社会など、互いに刺激を与え合うために私たち一人ひとりが持つ力です。心臓の健康に大きな違いをもたらす、ほんの少しの生活の変化を起こすよう促す力です。
世界心臓連合(WHF)は、世界心臓デーを2009年に創設し、その取り組みはますます広がっています。毎年、キャンペーンを支えるWHFの会員やパートナー、世界各地の個人や団体の献身と創意工夫に感銘を受けています。学校や大学、政府機関、病院、民間企業、メディアに至るまで、世界のあらゆる場所で、人々はウォーキングやランニング、スポーツイベントから、コンサート、公開講演、上映会まで、さまざまな催しを企画し、ソーシャルメディアでも賛同を表明しています。
今年はまた、私たちの使命を支援して赤くライトアップされる象徴的な建造物や名所、記念碑が、世界中でこれまで以上に増えたことをうれしく思います。エジプトのギザの大ピラミッド、南アフリカのテーブルマウンテン、ニューヨークのナスダックのスクリーン、シンガポール・フライヤー、ニュージーランドのオークランド・スカイタワー、セルビアのアヴァラ・タワー、メキシコシティのアンヘル・デ・ラ・インデペンデンシア、世界心臓連合の本部があるスイス・ジュネーブのジェ・ドーなど、数多くの場所が赤く輝き、世界心臓デーの力強い視覚的シンボルとなっています。

世界で最も多い死因
世界心臓デーの重要な目的は、心血管疾患(CVD)を患う人々の増加を食い止めることです。CVDは世界における死亡と障害の主な原因であり、年間1,770万人の命を奪っています。これは世界の全死亡の3分の1、非感染性疾患に関連する死亡の半数に当たります。こうした死亡の約80%は、CVDの負担に対処するための人的・資金的資源が最も乏しい低・中所得国で起きています。
世界心臓デーは、人々が集まり、世界最大の死因に立ち向かうとともに、世界中のより多くの人々に心臓の健康を改善するよう呼びかける機会です。変化を起こす力は、確かに私たちの手の中にあります。果物や野菜をもっと食べる、体を動かす、喫煙をやめるといった生活習慣の改善は、何百万人もの命を救うことができます。
力を分かち合い、心臓病や脳卒中の負担をともに減らすことで、世界中の人々がより長く、より良く、心臓の健康を保って暮らせるよう支援できます。

