雷雨のときにシャワーを浴びてはいけない理由

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  • 世界では毎年2万人を超える人々が落雷で命を落とし、さらに多くの人が負傷しています。

  • 雷雨時の基本的な安全対策は広く知られていますが、雷雨のときはシャワーや入浴、食器洗いを避けるべきだと知らない人もいるかもしれません。その理由を説明します。

英国気象庁は英国に複数の「雷雨に関する黄色警報」を発令し、頻繁に落雷する可能性があると警告しました。落雷に遭う可能性は低いものの、雷雨の際に身を守る方法を知っておくことが重要です。世界では毎年およそ2万4,000人が落雷で命を落とし、さらに24万人が負傷しています。

木の下や窓の近くに立たないこと、有線電話で話さないこと(携帯電話は安全です)など、雷雨時の基本的な安全対策は多くの人が知っています。しかし、雷雨のときはシャワーや入浴、食器洗いを避けるべきだと知っていましたか?

その理由を理解するには、まず雷雨と雷がどのように起こるのかを少し知る必要があります。

雷雨が発生するには、湿気と上昇する暖気という2つの基本的な要素が必要です。もちろん、どちらも夏と密接に関係しています。高温と湿度によって大量の湿った空気が生まれ、上空へと上昇して雷雨を形成することがあります。

雲には何百万もの水滴や氷の粒が含まれており、それらが相互作用することで雷が発生します。上昇する水滴が下降する氷の粒と衝突し、氷の粒に負の電荷を与える一方、水滴は正の電荷を帯びます。雷雨のとき、雲は巨大なヴァン・デ・グラーフ起電機のように働き、正と負の電荷を分離して、雲の内部に大きな電荷の偏りを生み出します。

雷雲が地上を移動すると、地面に反対の電荷が生じ、それが落雷を地面へ引き寄せます。雷雨では電荷のバランスを取るため、正と負の領域の間で放電が起こります。放電は通常、最も抵抗の小さい経路を通るため、金属のように電気を通しやすいものほど、雷雨の際に落雷を受けやすくなります。

雷雨の際に最も役立つ助言は、「雷鳴が聞こえたら屋内へ」です。ただし、屋内にいれば雷雨から完全に安全というわけではありません。屋内でも、屋外で雷雨にさらされるのと同じくらい危険になり得る行動があります。

最も抵抗の小さい経路

屋外で入浴したり、雨の中でシャワーを浴びたりしていない限り、落雷に遭う可能性は極めて低いでしょう。しかし、自宅に雷が落ちた場合、電気は地面へ向かって最も抵抗の小さい経路を流れます。金属製の電線や配管内の水などは、電気が地面へ流れるための通り道になります。

シャワーには水と金属の両方があるため、電気が流れる理想的な経路となります。気持ちのよいリラックスタイムが、まったくくつろげない時間に変わりかねません。米国の疾病予防管理センターは、落雷に遭うリスクを減らすため、雷雨の際は水を使う活動をすべて避けるよう強く勧めています。食器洗いも避けましょう。

雷雨の際には、ほかにも注意すべき危険があります。見落としがちなのは、コンクリートの壁にもたれることです。コンクリート自体はそれほど電気を通しませんが、金属の棒(「鉄筋」と呼ばれます)で補強されている場合、鉄筋が雷の通り道になることがあります。また、コンセントにつないだ機器(コンピューター、テレビ、洗濯機、食器洗い機)は、どれも落雷の電気が流れる経路になり得るため、使用を避けてください。

目安として、遠くで雷鳴が聞こえるなら、雨が降っていなくても、雷が届くほど嵐に近い場所にいます。落雷は雷雲から最大10マイル(約16キロメートル)離れた場所でも起こることがあります。一般に、最後の雷鳴を聞いてから30分たてば、再びシャワーを浴びても安全です。雷雨は最後に大きな雷を落とすことがよくあります。花火の一部になってしまわないようにしましょう!

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