世界の最も大きな懸念をめぐるランキングで、新型コロナウイルス感染症は3位に後退しました。
イプソスの調査によると、貧困、社会的不平等、失業がパンデミックを上回りました。同社が発表した「世界が懸念すること」の2021年10月版レポートで明らかになりました。
気候変動はランキングで10位ですが、長期的には懸念が高まっています。
新たな調査によると、世界では新型コロナウイルス感染症よりも、貧困、社会的不平等、失業への懸念が強まっています。
イプソスの最新の 「世界が懸念すること」の2021年10月調査では、コロナウイルスが世界の懸念事項の首位から外れたのは18か月ぶりだと分かりました。
ランキングを作成するにあたり、市場調査会社イプソスは28か国で、現在最も重要な社会・政治問題に関する世論を追跡しています。最新のスコアを文脈に沿って捉えるため、10年分のデータを活用しています。
「今月、コロナウイルスは3位に後退し、世界各国の平均スコアは7ポイント低下しました」とイプソスは述べています。
世界最大の懸念
貧困と社会的不平等が、今や世界で最も大きな懸念事項となっています。全対象国の回答者の平均33%が、これらを主要な懸念事項に挙げており、2020年2月以降で最も高い割合となりました。
イプソスによると、失業は世界で2番目に大きな懸念で、平均30%の人が挙げています。
イプソスの調査によると、3位のコロナウイルスに続き、金融・政治腐敗が4位、犯罪・暴力が5位と、世界の懸念事項の上位に入っています。
世界経済フォーラムは、多様性、公平性、包摂性にどのように取り組んでいるのでしょうか?
新経済・社会センターは、経済・技術の変化が雇用、スキル、機会をどのように変えているかを理解するため、リーダーたちをつなぎます。
知見の共有と協働を通じて、同センターは、移行期に人々と社会を支える包摂的な経済モデルをパートナーが探究できるようにします。
人々は気候についてどの程度懸念しているのでしょうか?
気候変動は世界の懸念事項として10位で、医療、教育、税金、インフレを下回っています。しかし、イプソスのデータは、長期的に懸念が高まっていることを示しています。
世界の指導者たちがグラスゴーで国連気候変動会議COP26に臨むなか、イプソスは「全対象国で平均15%が、気候変動を自国における現在最も懸念される問題の一つと考えています」と述べています。
国による違い
気候変動への懸念が最も強いのは、カナダ、ドイツ、オーストラリアの人々です。
貧困と社会的不平等への懸念が最も強い国はハンガリーとロシアで、次いでコロンビア、ブラジルです。
イプソスによると、南アフリカでは3分の2にあたる人々(67%)が失業を大きな懸念事項に挙げています。スペイン、イタリア、コロンビアでも、調査回答者の半数以上が同意しています。
新型コロナウイルス感染症への懸念が最も強い国はマレーシアで、調査回答者の64%が大きな懸念事項に挙げています。メキシコ、ドイツ、ペルー、ブラジルでは、パンデミックを重要な懸念事項とする人々の割合が大幅に低下しています。
調査はオンラインで実施され、カナダ、イスラエル、マレーシア、南アフリカ、トルコ、米国では18~74歳、その他の21か国では16~74歳の成人2万人超が回答しました。




