このシンプルな治療法がピーナッツアレルギーの解決策になる可能性

A man sorts through peanuts for sale at a shop in Peshawar, Pakistan January 5, 2017. REUTERS/Fayaz Aziz - RC1AD7B954E0
Every day for one year, 372 of the trial participants mixed the contents of an AR101 capsule into their food.Image: REUTERS/Fayaz Aziz
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ピーナッツアレルギーのある人が偶発的な接触に耐えられるよう支援する新たな治療法が、実現に向けて一歩近づきました。

Aimmune TherapeuticsのAR101は、ピーナッツアレルギーの問題に対して、いわば『プリンセス・ブライド・ストーリー』のようなアプローチを取ります。架空の人物ウェストリーが毒薬イオカンを繰り返し浴びることで自らを鈍感にしたように、AR101の使用者も「毒」にあたるピーナッツを少量ずつ繰り返し摂取し、耐性をつけます。

食品表示の問題Image: Aimmune

第3相PALISADE有効性試験で、Aimmuneは重度のピーナッツアレルギーを持つ4歳から17歳までの子ども496人を治療しました。ピーナッツ1粒の10分の1を超える量でも、子どもたちにアレルギー反応が起きる可能性がありました。

1年間、試験参加者のうち372人は毎日、AR101カプセルの中身を食べ物に混ぜて摂取しました。各カプセルには正確な量のピーナッツ粉が含まれ、その量は試験開始から最初の6か月間に増やされ、その後、残りの期間は一定に保たれました。残る124人にはAimmuneがプラセボを投与しました。

試験終了時、AR101を投与された参加者の67%は、少なくとも600ミリグラムのピーナッツタンパク質を摂取しても耐えられるようになりました。これはピーナッツ約2粒、またはピーナッツバターサンドイッチを少しかじる量に相当します。プラセボを投与された参加者で同じ量に耐えられたのは、わずか4%でした。

米国食品医薬品局(FDA)が医薬品を承認するには、統計的にプラセボを15%上回る必要があります。AR101はその基準を大きく上回り、差は53%に達しました。プレスリリースで、Aimmuneは2018年末までにFDAの承認申請を提出し、続いて2019年前半に欧州での承認を申請する予定だと発表しました。

ピーナッツアレルギーは、最も一般的な食物アレルギーの一つであり、重度のアレルギーがある人には命にかかわる反応を引き起こすことがあります。子どもは大人ほど注意深くピーナッツを避けられない場合があります。そのため、AR101のように反応の重症度を下げる薬があれば、子どもが外出するときに親の安心につながる可能性があります。

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