英国で看護師を目指す人の出願数が過去最多に

image of a nurse wearsing a watch and stethoscope at St Thomas' Hospital in central London
There has been a significant increase in the number of people applying to study nursing.Image: REUTERS/Stefan Wermuth
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  • 英国では、看護学を学ぶために6万人を超える人が出願しました。

  • 米国では、年間で新たに看護師を17万6,000人追加する必要があります。

  • 世界中の看護師は、他の多くの職業と比べて依然として低賃金です。

英国では、看護職を目指す出願が急増しています。過去1年間に、看護師になるための学習課程に出願した人の数はほぼ3分の1増え、6万人を超えました。歯科や医学など、関連分野への関心も高まっています。

これに対し、歴史、哲学、古典学など、より伝統的な学問分野の一部への関心は薄れています。

関心が高まった理由として、考えられることは2つあります。一つには、将来の雇用がより安定すると考えられる職業を学生が探しているのかもしれません。デジタル技術と自動化が今後も多くの職場に変化をもたらすなかで、見通しの立ちやすいキャリアには一定の魅力があるでしょう。英国の国民保健サービス(NHS)は、一部の人にとって「より安全」な選択肢と映る可能性があります。歯科医師、医師、看護師への継続的な需要も、安定した職業という印象を強めています。

看護職への関心

もう一つの理由として考えられるのは、パンデミックを受けて医療従事者の仕事への評価が高まったことです。NHSイングランドの看護主任責任者、ルース・メイ氏はそう見ています。「あらゆる年齢層の人々が看護を学びたいと考えるこの関心の高まりは驚くべきもので、国民と医療サービスにとって素晴らしい知らせです」と同氏は述べました。

「COVID-19の流行中、NHSで働くことへの関心は、他の多くのキャリアの選択肢を上回りました。このことは、人々が私たちの職業をどのように評価しているかを雄弁に物語っています。とりわけ、私たちにとって最も厳しかった1年を経た今、その思いが表れています。」

英国の大学出願を統括する機関UCASのデータによると、看護職への関心は幅広い年齢層の人々の意欲をかき立てています。

2021年には、18歳の高校卒業者からの出願が過去最多となり、出願者数は1万6,560人と、2020年の数値から27%増えました。成熟学生、すなわち35歳以上の出願者は39%増の1万770人でした。この年齢層から看護学を学ぶために出願した人が1万人を超えたのは初めてです。

燃え尽きと道徳的苦痛

一方、米国の状況はやや異なります。今後10年間、同国では毎年、新たに17万5,900人の正看護師が必要になると見込まれています。

看護現場の最前線で感じられている重圧についてニューヨーク・タイムズ紙に寄稿した作家で看護師のテレサ・ブラウン氏によると、そうした職を担う人材を確保できるかどうかには疑問が残ります。

「看護師不足は、新型コロナウイルスのパンデミック以前から予測されていました」と同氏は記しています。「高齢化するベビーブーマー世代によって、ケアを必要とする患者の数が増え、50歳を超える看護師の多くがまもなく退職します。看護学校には、看護人材を増やすために必要な教員が足りません。」

医療テクノロジー企業NurseGridが米国の看護師を対象に実施した調査では、回答者の「22%がベッドサイドケアを離れる予定であり、あるいは2021年に看護職そのものを辞める」と分かりました。米国で行われた別の研究『COVID-19パンデミック中の看護師の道徳的負傷に対するセルフケア戦略』が、「多くの看護師や医療従事者は、COVID-19への対応に従事した結果、心的外傷後ストレスを経験する可能性が高い」と述べていることを考えれば、これはおそらく驚くことではありません。

過重労働と資源不足にさらされた看護師は、しばしば燃え尽きや疲労を感じています。

「人々が病院に行くのは、看護師のケアを必要としているからです。看護師がいなければ、ケアは成り立ちません。しかし、看護師は無限に融通の利く資源ではありません。人間であり、その多くは疲れ果て、心に傷を負い、かろうじて自分を保っています。看護師たちを本当に見つめ、ケアする時です」とテレサ・ブラウン氏は記しています。

この見解はセルフケア戦略に関する報告書でも裏付けられています。同報告書は次のように述べています。「米国やその他の富裕国の看護師の大半は、COVID-19が生み出したような、医療体制が損なわれ、圧倒される状況で医療を実践した経験がほとんどありません。」訓練を受けたケアを提供できないと感じるほど追い詰められ、多くの看護師が精神面や心理面で苦しんでいます。

拡大する世界的な不平等

資源、機器、人員のすべてが不足している世界の多くの地域では、こうした経験が看護師の日常を支配しています。国際慈善団体オックスファムは、『不平等のウイルス』と題した報告書で、パンデミックが、格差拡大の時代をもたらした経緯をほぼすべての国について検証しています。

看護師はこの報告書が重点を置く対象の一つです。序文で、南アフリカ青年看護師労働組合の副委員長フィキレ・ディコロメラ=レンゲネ氏は、次のように記しています。「医療従事者をはじめとするエッセンシャルワーカーとして、私たちにはもう一つ共通点があります。過重労働、低賃金、過小評価にさらされ、致死的なパンデミックの最中でさえ、十分に守られていないことが少なくありません。

「私たちの大多数は女性であり、黒人であり、有色人種です。多くは移民や少数民族の出身者、あるいは社会の周縁に追いやられた他の集団に属しています。それにもかかわらず、社会の仕組みを支え続けることを期待されています。」

ケアを担う人々を本当に大切にしているのか?Image: オックスファム

報告書はさらに、報酬のあり方を見直すよう求め、看護師の給与には、その職業が社会にもたらす価値を反映すべきだと述べています。オックスファムは、英国の資産運用担当者と看護師の給与を比較した欧州銀行監督機構の報告書を引用しています。資産運用担当者に支払われた4,320万ドルは、新人看護師の給与の1,400倍でした。

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