一部の薬局では薬だけでなく果物や野菜も提供している

A customer visits the vegetable and fruit department of a Metro cash and carry store in Kiev, Ukraine, August 17, 2016. REUTERS/Valentyn Ogirenko - D1BETWXQBJAA
An experiment in San Francisco called a "food pharmacy" has had amazing results.Image: REUTERS/Valentyn Ogirenko
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多くの健康上の問題は、運動や栄養面でのケアによって症状を管理したり、予防したりできる。しかし、一部の人々にとって、新鮮な果物や野菜、健康に良いタンパク質などを手に入れるのは難しいことがある。サンフランシスコで「フード薬局」と呼ばれる試みが行われ、目覚ましい成果を上げている。

シルバー・アベニュー・ファミリー・ヘルス・センターは、従来のフードパントリーを拡充し、高血圧や糖尿病に悩む患者が栄養やレシピについて相談でき、食生活と健康の改善に役立つ調理実演を受けられる場所にした。Mother Jones は、患者は紹介を受ければフード薬局を利用でき、このプログラムは非常に成功しているため、来年中にほかの4つのプライマリケア診療所にも拡大されると報じている。

このプログラムは、ボストン・メディカル・センターが運営する「予防フードパントリー」と呼ばれる、ボストンで成功を収めた別の取り組みをもとにしている。同センターのウェブサイトによると、このパントリーは「がん、HIV/AIDS、炎症性腸疾患、糖尿病、肥満、食物アレルギー、その他の慢性疾患」を抱える患者を受け入れ、月に2回訪れて、3~4日分の食事に足る食料を受け取れる「処方箋」を提供している。

長期保存できる穀物や缶詰などを重視するフードパントリーが多いなか、BMCのパントリーは棚で長持ちしないものの、患者にとって健康に良い生鮮食品に力を入れている。年間を通じて新鮮な果物や野菜を提供している。現在、月に7,000人を超える人々に食料を届けており、病院の屋上菜園で採れた農産物も一部活用している。

サンフランシスコ市公衆衛生局のリタ・グエン医師は、自分の市内にも同様の施設を開設する取り組みを主導した。

「私たちはしばしば処方薬を次々と増やす一方で、健康を成り立たせるもう一つの要素、つまり食べ物を見過ごしています」と、グエン医師はMother Jonesに語った。同医師は、プライマリケア医の多くは収入につながる診療を優先するため、話し合うよりも処置を行う傾向があると指摘した。薬を処方して患者を帰すことができるのに、「食事について患者と15分話す」医師はほとんどいないという。

患者はほかのところからも食料を得ているため、フードパントリーの効果を測定するのは難しい。しかし、初期の調査結果は良好だ。

3か月間の試験では、患者の75%が「健康的な食品を以前より入手しやすくなった」と答えた。半数は血糖値が改善し、38%は血圧が下がったと報告した。多くの人にとって問題なのは、健康的に食べることへの抵抗というより、薬局が提供できる食品を入手できないことだ。教育と食料の提供を組み合わせれば、貧困や病気に苦しみ、健康への道を切り開く助けを必要としている多くの人々を、医師が支援できるかもしれない。

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