科学者によれば、歩数を記録すると実際に歩く量が増える

Fitness tracker health exercise wellbeing
Wearable fitness devices have been growing steadily.Image: REUTERS/Michele Tantussi
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  • フィットネストラッカーやアプリを使用している人は、使用していない人よりも活動的で、1日に2,000歩多く歩いています。

  • 活動レベルのわずかな向上でも、集団レベルでは影響をもたらし、健康を改善し、病気の発生リスクを低減できます。

  • パンデミックにより、多くの人がフィットネス技術への投資を進め、このようなIoT対応機器が日常生活において重要であることが改めて明らかになりました。

歩数を記録している人は、記録していない人に比べて、1日に約2,000歩多く歩いています。

シドニー大学の新たな研究により、フィットネストラッカーやアプリは運動の促進に役立つことがわかりました。

科学者たちは、健康な18~65歳の成人を対象に、1日の歩数や、身体活動の頻度、強度、時間を含む身体活動を調査しました。本研究は、トラッカーやアプリが身体活動レベルの向上に効果があることを実証した初の研究です。

これは私たちの健康にとって朗報でもあります。心血管疾患、糖尿病、一部のがんなどの慢性疾患のリスクを低減できる可能性があるからです。

「心臓病などの主要な慢性疾患を予防するためには、集団の身体活動レベルを高めることが極めて重要です。そのため、これらの結果は今後の身体活動介入の設計と実施を導くための貴重な情報となります」と、筆頭著者であるシドニー大学の医学・健康学部およびWestmead Applied Research Centreのリリアナ・ラランジョ博士は述べています。

Google Playストアでは、Calorie CounterとFitbitが健康・フィットネスアプリの上位を占めています。Image: Statista

ラランジョ博士は、トラッカーやアプリと並行して、パーソナライズやテキストメッセージなど、より多くの活動を促すうえで特に効果的な働きかけや介入もあると付け加えています。

スマートフォンやフィットネス関連技術を所有する人が増えるなか、研究著者らは、この結果は医師にとっても前向きな知らせであると見ています。医師がこの種の技術の利用を勧め、行動変容を支援できるからです。

2015年の発表以来、Appleのスマートウォッチは主要なウェアラブル・フィットネス機器の一つとなっています。Image: Statista

大きな転換点

フィットネス技術市場は着実に成長しており、Appleがウェアラブル分野で優位に立っているのは2015年にスマートウォッチを発売して以来。ウェアラブル・フィットネス機器へのエンドユーザー支出総額は、今年630億ドルに達すると見込まれています。COVID-19の流行はさらにウェアラブル機器の売上を押し上げ、2019年にはさらに多くの人が健康データの記録に関心を持つようになりました。

パンデミックにより多くの人の運動習慣が変化し、米国人の4分の1以上が、普段より活動量が減っていると答えています。Image: Statista

多くの人がロックダウンや活動制限の下で生活するなか、ウイルスは私たちの運動習慣も変えました。ジムが閉鎖され、一部のスポーツ活動が中止されたにもかかわらず、活動量を増やす機会となった人もいます。一方で、以前の運動量を維持することが難しいと感じている人もいます。

つながるソリューション

フィットネストラッカーのようなインターネット接続型の機器やアプリは、「モノのインターネット(IoT)」の一部です。IoTとは、機器同士、そして人と通信するネットワーク化された機器の世界を指します。パンデミックにより、こうした機器が私たちの生活で果たす重要性が高まっていることが明らかになりました。

世界経済フォーラムの「コネクテッド・ワールドの現状2020年報告書」(2020年12月発行)では、接続型サーマルカメラ、接触追跡機器、健康モニタリング用ウェアラブル機器などのIoTアプリケーションが、病気との闘いに必要な重要データを提供していると指摘しています。さらに、温度センサーや荷物追跡により、デリケートなCOVID-19ワクチンの安全な流通を確保することにも役立つとしています。

本報告書は、IoTエコシステムにおける主要な課題と機会を検討するもので、フォーラムの「コネクテッド・ワールドの未来」イニシアチブの一環です。このイニシアチブは、IoTに関する構造的な課題を特定し、より強靭で公平、持続可能かつ相互接続された世界のための解決策を生み出すことを目指しています。

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