韓国の女性はまもなく世界一の長寿に。その秘訣は?

A woman who said she has family members living in North Korea gets help to prepare documents for reunion at the Red Cross building in Seoul, South Korea, September 8, 2015. Families torn apart by the Korean War six decades ago are to reunite briefly near the heavily fortified border of North and South Korea next month under a deal reached between the two sides on Tuesday, according to a statement from the South. REUTERS/Kim Hong-Ji - RTX1RKLB
Low blood pressure, low body mass, or is there something in the kimchi?Image: REUTERS/Kim Hong-Ji
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2030年に韓国で生まれる女性は、平均寿命が90歳を超える世界初の人々になると予測されている。これは、新たな研究で明らかになった。

さらに、ほかの6か国も大きく後れを取ってはいない。インペリアル・カレッジ・ロンドンと世界保健機関(WHO)が、工業化された35か国の将来の平均寿命を調べた研究によると、フランス、日本、オーストラリア、カナダ、チリ、英国では、2030年までに女性の出生時平均余命が85歳を超える見込みだ。

医学誌『ランセット』に掲載されたこの研究は、調査対象国の大半で平均寿命が今後も大幅に延びると予測した。

一方、米国では平均寿命の伸びが鈍化する見通しだ。その背景には、複数の要因があり、肥満、妊産婦と乳児の死亡率の高さ、医療へのアクセス格差、比較的高い殺人率などが挙げられる。

2030年までに、米国人男性の出生時平均余命はチェコ人男性(80歳未満)と同程度になり、米国人女性の平均余命はクロアチアやメキシコの女性(85歳未満)と同程度になる見込みだ。

その要因の多くは、人々の身長に関係している。米国は、成人の平均身長が停滞、あるいは低下する可能性がある初の先進国だ。身長は健康や長寿と密接に相関する要因である。

キムチは新たなスーパーフード

平均寿命の予測に21種類のモデルを用いたこの研究によると、2030年に生まれる韓国人女性が90歳を超える確率は57%、86歳を超えて生きる確率は97%だ。

研究者らによると、韓国人の長寿予測は、他の同等の国の国民よりも平均BMI(体格指数)と血圧が低いという仮定に基づいている。

韓国の食生活も長寿につながっている可能性があると、別の専門家たちは指摘する。なかでも特にキムチは、発酵させた野菜(通常はキャベツ)を使った料理で、プロバイオティクスやビタミンA、Bを豊富に含む。

キャベツで作ったキムチImage: ロイター/キム・ギョンフン

平均寿命が上位の国々で長寿化を促すその他の要因には、栄養教育の向上、経済的・社会的地位の向上、交通事故率の低下、質の高い医療制度がある。こうした医療制度は、重篤な病気の予防率や生存率を高め、乳児死亡率を下げる。

男性も追いつきつつある

調査対象国の大半で、男女の平均寿命の差は縮まり始めている。喫煙や心血管疾患など、生活習慣上のリスク要因は依然として男性の方が多いものの、女性の生活習慣は男性に近づいており、平均寿命における女性の優位は2030年までにすべての国で縮小する見込みだ。

顕著な例外はメキシコで、女性の平均余命は男性よりも大きく延びると予測されている。チリ、フランス、ギリシャでは、男女の平均寿命は同程度に延びる見通しだ。

健康・社会福祉への影響

今後、80代、さらには90代まで生きる人が増えるなか、研究者らは、長寿化が医療・社会福祉サービスに及ぼす影響を強調している。

研究者らは、各国は医療提供体制の規模を拡大するだけでなく、医療をどのように、どこで提供するかも考慮する必要があると論じている。

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