長年、エイズは死の宣告を意味していた。
HIV/エイズが米国に初めて上陸したのは36年前のことだった。この病気は急速に広がり、流行へと発展した。しかしその後、医療の進歩により、特に早期に診断されれば、薬でHIVをコントロールできるようになった。
金曜日、ビル・ゲイツは、エイズ関連の死者数が2016年には100万人となり、2005年のピーク時の190万人から減少したことを示す図をツイートした。同時に、HIV治療に用いられる抗レトロウイルス療法によって回避された死亡は、推定120万人に上った。
つまり、初めて、薬によって死を免れた人の数が、エイズで亡くなった人の数を上回った。
HIVを完治させる治療法はないものの、体内のHIV量を抑える薬は効果を上げている。血液中のHIV量を低く保つことは、ウイルスの症状を抑えるうえで重要だ。
抗レトロウイルス療法は、HIV治療に用いられる薬の一種で、1990年代半ばから使われている。その後、さまざまな抗レトロウイルス療法が承認されてきた。
11月、FDAはHIV治療用として初めて2剤を組み合わせた療法を承認した。使用する薬を減らすことで、患者の副作用も減ることが期待されている。

