肥満:現状に挑戦すべき時が来ている

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Obesity is a complex, chronic disease that is influenced by multiple aspects.Image: Siora Photography, Unsplash
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  • 肥満は複雑な慢性疾患である。

  • 所得の低い人々ほど、この病気に罹患しやすい。

  • 個人を非難する姿勢から転換し、患者に寄り添った医療の専門知識へと向かうことが求められている。

現在、19億人の成人が過体重であり、6億5,000万人が肥満とともに生活している。そのうち4,000万人は0~5歳の子どもである。現在の傾向が 続けば、2022年には、中等度または重度の低体重の子どもや青少年よりも、肥満とともに生活する子どもや青少年の方が多くなる。

肥満は深刻な公衆衛生上の問題として広く認識されているものの、個人の責任とみなされることが多い。さらに悪いことに、今日の社会には肥満を助長する要素が多く存在する。例えば、座りがちな仕事に就く人が増えていることや、脂肪分と糖分の多い加工食品の入手が容易になっていることなどが挙げられる。その結果、2015年には肥満が400万人の死亡の原因となり、関連する健康上の合併症も急増している。

肥満はライフスタイルだけの問題ではない

肥満は、生理学的、心理学的、遺伝的、環境的、社会経済的要因を含む複数の要因の影響を受ける複雑な慢性疾患である。複数のホルモンが、食欲や食べ物への渇望を通じて食物摂取の調節において重要な役割を果たしている。肥満の人では、これらのホルモンのレベルに変化が生じたり、ホルモンの作用に対する抵抗性が生じたりすることがある。

肥満の人は、2型糖尿病、高血圧、心疾患、脳卒中、そして特定の種類のがんを含む、多くの重篤な健康合併症のリスクにさらされている。

一方で、肥満は他の多くの慢性疾患と同様に、社会経済的地位の低い人々の間でより多く見られる。これは単に、医療、健康的な食品、身体活動の機会へのアクセスが不平等に分配されていることによるものである。

肥満が医療に最も大きな負担を与えている分野Image: OECD、Statista

部門横断的に肥満に取り組む必要がある

肥満の予防は、公衆衛生上の懸念事項である、あるいはそうあるべきものである。そして、その懸念こそが、健康の増進、早期死亡および罹患の予防、そして生活の質の向上に向けた協調的な行動を促すべきである。

また、肥満の人々に対する私たちの姿勢を転換し、この病気の真の要因を理解することも必要であり、それには広範な社会的対応が求められる。肥満への取り組みを成功させるためには、次のことを行わなければならない。

1. 肥満とともに生きる人々に対し、他の深刻な慢性疾患とともに生きる人々と同等の基準で、患者に寄り添ったケアを受ける平等な権利を与えること。

2. 政策立案者、肥満の人々、医療専門家、民間セクターを含む、幅広い関係者の連携を構築し、肥満とは何か、そしてどのように対処できるかを理解すること。

3. 食事、運動、移動において、手軽な選択が健康的な選択となる環境を整備すること。

私たちは、行動を起こす責任の一端を担っている。

近年、私たちは社会が肥満に取り組み、予防することを支援することを目的とした取り組みに着手している。

過去5年間、ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン、コペンハーゲン・ステノ糖尿病センター、ノボ ノルディスクは、「糖尿病を変える都市(Cities Changing Diabetes)」プログラムを通じて、都市における糖尿病と肥満の予防を政策課題として取り上げるよう取り組んできた。現在、世界中の25を超える都市、1億8,000万人を超える住民、そして数百の地域パートナーが、既知の課題に対する新たな解決策の発見と実施に取り組んでいる。この協働は、例えば、都市計画、交通、インフラに健康の視点を組み込み、より多くの市民が徒歩または自転車で通学・通勤できるようにすることを目指している。あるいは、健康的な食品政策を策定し、フードデザートを解消することも目指している。

最近、私たちはユニセフと協力し、両組織の専門知識、影響力、そして人を集める力を結集して、子どもの過体重と肥満の予防に貢献することにした。この協働はグローバルな規模で行われるものの、メキシコとコロンビアにおける解決策の開発を目指す。両国は、子どもの肥満率が平均を大幅に上回っている国である。これらの国で得られた教訓が、この地域の他の国々、さらには他地域にとっても有益なものとなることを期待している。

無駄にできる時間はない。肥満による負担を軽減するための、大胆かつ協調的な行動が今まさに必要とされている。単一の企業、NGO、研究機関、あるいは政府だけでこれを成し遂げることはできない。

肥満の現状を変えようとする人々との対話を歓迎する。

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